妻を80人にレイプさせた男の裁判 犯行を認める

以前、当ブログで取り上げたフランスの事件の続報です
ドミニク・ペリコ被告は妻に鎮静剤を密かに飲ませ、前後不覚で寝ている状態にした後、家に招き入れた男たちに妻をレイプさせ、その様子を撮影していたとして逮捕・起訴されています。ドミニク被告の呼びかけに応じてレイプに参加した男たちの多く身許を特定され、次々と起訴されています
報道によれば妻はドミニク被告と18歳で結婚し、その間にドミニク被告は数件の性犯罪で警察沙汰になったものの、夫の異常な性癖には気づかなかったのだとか
しかし、妻が夫の性欲を管理しなければならない決まりはないのであり、ともかくもドミニク被告の異常な性癖が本件犯行を引き起こしたわけで、ドミニク被告が責任を負うべきでしょう。結婚したからといって妻は夫の性欲処理係ではありません


フランスで当時の妻に80人以上の男から繰り返し性的暴行を受けさせたとされる元夫が裁判で起訴内容を認めました。
フランス・メディアによりますと、元電気技師のドミニク・ぺリコ被告(71)は南部・プロバンス地方のマザンの自宅で2020年秋までの約10年にわたり、当時の妻・ジゼルさん(72)に対して鎮静剤を投与して意識不明の状態にさせ、インターネットで募った50人の男に性的暴行をさせた罪に問われています。
性的暴行は92回に及び、関与したとみられる少なくとも83人の男のうち、身元を特定できた26歳から74歳の50人が起訴されています。
ジゼルさんは「隠れたり恥じたりする理由はない」と公開の裁判を望み、名前も公表しました。
ぺリコ被告は今月17日の裁判で「私はこの部屋にいる他の被告全員と同じく性的暴行犯です」と起訴内容を認め、「私は彼女を責める理由は全くない。彼女と暮らせてとても幸せだった」と涙を流しながら述べたということです。
ぺリコ被告は2020年、スーパーで女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いで逮捕され、押収されたパソコンからジゼルさんが暴行されている動画や写真などが数百点が見つかったことから事件が発覚しました。
動機について、捜査段階では「妻が他人に触れられるのを見ることに快感を感じた」などと説明していました。
(テレビ朝日の記事から引用)


前回も書いたように、ドミニク被告は妻をレイプする行為について、「妻とは合意の上だ」などと虚偽の説明し、参加者を募っていたものと考えられます。その場合、レイプに加わった男たちの刑事責任を問えるのでしょうか?
フランスの刑法がどう規定しているのか不案内なので、判りません
他方で、ドミニク被告の性的な欲望は極めて倒錯的なものであり、妻が他の男たちに犯されているのを見て興奮するのは、ちょっと入り組んだ構造になります
ドミニク被告は前回の記事でも触れたように、9歳の時に男性看護師によってレイプされた体験があるます。つまり、男たちにレイプされている妻の姿に自分を重ね、自分が男たちによってレイプされていると想像することで被虐的な快楽に浸っていたのでしょう
つまり、自身の被虐的な快楽を追求するため、妻を男たちに差し出しレイプさせるという手の込んだ犯行を繰り返したいた、と考えられます
性的倒錯というのは、このように回りくどい快楽追求の行為です

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