札幌コンビニ殺人 宮西被告を殺人容疑で起訴
札幌市内の「セイコーマート」店舗で店にいた従業員3人を刃物で刺し、1人を死亡させ、2人を負傷させた宮西浩隆被告(44)は事件後、鑑定留置されていましたが、7月に殺人および殺人未遂の容疑で起訴されています
事件から半年ほど過ぎているのですが、宮西被告についてどのような生い立ちだったのか、無職のままどのような生活をしていたのか、詳細な報道はありません
逮捕された当時は支離滅裂なことを口走り、興奮状態が続いていたため、警察も薬物中毒か統合失調症かと疑ったようです
ことし2月、札幌市のコンビニエンスストアで店員3人が刃物で刺され、1人が死亡、2人が大けがをした事件で、殺人などの疑いで逮捕され、鑑定留置を受けていた44歳の容疑者について、検察は5日、刑事責任が問えると判断し、殺人と殺人未遂などの罪で起訴しました。
起訴されたのは、札幌市北区の無職、宮西浩隆被告(44)です。
起訴状などになりますと、宮西被告はことし2月、北区のコンビニエンスストア「セイコーマート北31条店」で店員3人を刃物で刺し、大橋恵介さん(当時40)を殺害、2人にけがをさせたとして逮捕され、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
札幌地検は刑事責任能力を調べるため3か月にわたって鑑定留置を行った結果、刑事責任を問えると判断しました。
検察は認否について明らかにしていません。
警察によりますとこれまでの調べに対し「殺すつもりで刺しました」と容疑を認めたうえで、「3人に恨みがあったわけでなく申し訳なく思っている」という趣旨の供述をしていたということです。
(NHKの記事から引用)
逮捕時の興奮状態も収まり、取り調べにも応じているようです。精神鑑定を経て起訴されており、刑事責任能力に問題はないのでしょう
冒頭で述べたように、いまだに宮西被告についてどこでどのような生活をしていたのか、報道がありません。おそらくは札幌以外の地域で生まれ育ち、あれこれあって故郷を離れ、札幌市内でアパート生活をしていたのではないか、と推測されます。近隣との交流もなく、孤立していたのでしょう。交流できる友人、知人がおらず生活保護を受けていたのかもしれません
別の情報として、事件の1週間程前、別のコンビニエンスストアで宮西被告が弁当を床に叩きつけ、トラブルになったとの話があります
怒りの感情がこみ上げてくると自身の行動を制御できず、モノに当たったり怒鳴りつけたりする人物のようです。これではどんな職場でも長続きせず、解雇されるか自ら辞めることになります。なので、宮西被告は何度も仕事をクビになり、その都度深く傷つく経験を繰り返してきたものと思われます。あるいは過去には暴行や傷害で服役していた時期があったのでは?
仮説としては自閉スペクトラム症なのかな、とも思われます。が、明確な根拠はなく、あくまでも仮説です
ただ、自閉スペクトラム症だとしても、それを理由に無罪判決が出たりはしません。情状として斟酌され、おそらく有期刑の判決が下されるものと予想します(無期懲役刑は回避される、という意味です)
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