小泉進次郎をボロカス批判 田中真紀子
自民党の総裁選挙で次々と候補者が名乗りを上げ、最近にない活況を呈しています。従来の総裁選挙は派閥のボスが派閥に担がれ立候補するケースが多かっただけに、派閥のボスではない候補者がこれだけ立候補するのは初めてでしょう
その中でも国民に人気がある小泉進次郎候補については、「知的レベルが低い」との批判を寄せられています。また、テレビのワイドショーでは田中真紀子元外務大臣が小泉候補をばっさりと斬り捨て、視聴者から喝采を浴びたと報じられています
ただ、大臣・国会議員時代の田中真紀子の言動を知る者として、田中真紀子の見識に何の価値があるのかと思ってしまいます
現役時代は歯に衣着せぬ物言いで注目を集めた田中さんは、9日の『ミヤネ屋』でも本領を発揮することに。例えば27日に行われる自民党総裁選は候補者が乱立しているが、そのことについて田中さんは「いまの候補者がた、たくさん次から次に出ていらっしゃるけど、まあなんか勘違いしてるっていうか」とコメント。そして、こう続けた。
「私の今の立場で見ますとね、ヘナチョコばっかりが出たいから出てきてると。出したい人じゃなくて、この際、出とかなきゃと売名をかねてですね。与野党ともに。ふざけてますよ」
候補者を「ヘナチョコ」「売名」と吐き捨てた田中さん。さらに“真紀子節”は6日に会見を開き、正式に出馬を表明した小泉元大臣に照準を合わせた。会見で憲法改正について「戦後初めての国民投票を実施したい」などと述べ、総裁になることに意欲を示していた小泉元大臣。しかし、田中さんは「(総裁に)この方がなってもらっちゃ困りますけど、個人的には。できるわけない」と一刀両断。さらに、こう苦言を呈した。
「現実がわかってないんですよ。ライドシェアくらいはできるかもしれないけど。皆さんの声を聞いて勉強しておられない」
小泉元大臣は不勉強だと、手厳しく評価した田中さん。潔い物言いは好評なようで、Xでは賛同する声が続々とこう上がっている。
《田中真紀子さんが小泉進次郎に総理になってもらったら困ると明言 こうやってはっきり言ってくれる人がいるの本当に良い!今のこの状況で誰もズバッと斬り込んでくれる人が居なかったから久々に清々しかった!》
《さすが、おっしゃる通り》
《まさに正論、その通りです》
《田中真紀子さんが小泉進次郎氏の総理就任に反対の意を明言され、清々しい気持ちになりました》
(女性自身の記事から引用)
大臣に就任した田中真紀子は省内での議論などすっ飛ばし、トップダウンで既定路線の政策を撤回させる発言をし、物議を醸しました。外務省の局長人事にくちばしを突っ込んだり、大学の設置認可が決まっていたものを白紙撤回だと公言したり。その度に党内、省内で衝突を繰り返し、人心が離れていったのが実際です
内閣の方針を無視し、党の決定を無視し、どこまでも自分本位で行動するため、周囲は手を焼いたと思います
根回しをするとか他人の意見を聞くことができず、常に自分の考えが一番正しいと思い込んでいる人なのでしょう。歯切れのよい言動に騙され、田中真紀子こそ総理大臣にふさわしい、などと持ち上げている人もいましたが
テレビのワイドショーがいまさらながら田中真紀子を引っ張り出したのは、かつて小泉純一郎政権が誕生した際の総裁選挙で、候補者をそれぞれ「変人」、「軍人」、「凡人」と評した故事にちなんだのでしょう。今回も候補者にユニークな渾名をつけたり、ばっさりと斬り捨てるのを期待して
そんな田中真紀子の言動に、なおも手を叩いて喜び「よくぞ言った」などと喝采を人がいるのか、と驚きます
小泉進次郎が経験不足という指摘は事実ですが、経験が抱負だから良い政治家だとは限りません。経験が抱負なら小沢一郎とか二階俊博とか、老害と言われる政治家がゴロゴロしています。が、彼らに政権を任せる気にはなれないでしょう
世界には30歳台で国政を担う政治家も少なくないのですから、経験不足だからダメなどという決まりはなく、政権を担いつつ経験を積めばよいのです
総裁候補者である石破茂は遊説先で、「みんなが笑顔になれる政治を目指す」とか、「地方が元気にならないと日本は元気になれない」など、極めて曖昧な物言いに徹しており、具体的な政策を説こうとはしません。ベテランの政治家がこの有り様です。期待などできません
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