中国人宝石窃盗団「ピンクパンダ」逮捕
先日、大阪・心斎橋の宝飾店で高級腕時計を強奪する事件があったところですが、今度は中国人の宝石窃盗団逮捕のニュースです
中国人による宝石窃盗団は「ピンクパンダ」と呼ばれているのだそうです
これはヨーロッパを中心に盗みを繰り返した、ユーゴスラビア難民で組織された窃盗団「ピンクパンサー」をもじって名付けられたものでしょう
逮捕された2人の中国人窃盗犯は、日本での貴金属展示販売会に合わせてたびたび来日し、会場で宝石類を盗んではすぐに出国する手口を繰り返していたものと思われます
ただ、それでも頻繁に高価な宝飾品を持って出国しようとすれば怪しまれるため、盗品を買い取るか、受け取る組織が日本国内にあるのかもしれません。ただ、逮捕して取り調べても、組織に関する供述は絶対にしないものと思われます。家族が報復されるおそれがあるからです
ことし1月に都内で開かれた貴金属の展示販売会で、真珠のペンダント合わせておよそ190万円相当を盗んだとして、警視庁は国際的な窃盗団「ピンクパンダ」のメンバーとみられる中国人2人を逮捕しました。調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも中国人の、胡慧玲容疑者(37)と、義小鳳容疑者(37)です。
警視庁によりますと、ことし1月、東京 江東区の東京ビッグサイトで開かれた貴金属の展示販売会の会場で、真珠のペンダント6本合わせておよそ190万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
2人は事件の翌日に出国しましたが、警視庁が防犯カメラの映像などから逮捕状を取って捜査していたところ、27日、羽田空港から再び入国したため逮捕しました。
いずれも宝飾品を狙う国際的な窃盗団「ピンクパンダ」のメンバーとみられるということです。
警視庁は、28日から東京ビッグサイトで開かれている貴金属の展示販売会の会場を訪れる目的で入国した疑いがあるとみて調べています。
調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。
(NHKの記事から引用)
窃盗団「ピンクパンサー」は2004年、銀座の宝石店を襲い約35億円相当の宝石類を奪ったとされます(後日、実行犯の1人がキプロスで逮捕され、日本に引き渡されています)。ユーゴスラビア難民で元軍人だった者を中心に200人ものメンバーを抱える窃盗団で、ヨーロッパや日本で犯行を繰り返しました。彼らも非常に結束が固く、組織の全体像がつかみにくいことで知られています
さて、日本でも高島屋で開催された金製品の展示即売会で、金の茶碗が堂々と盗まれる事件がありました。売り場に係員はいても、どこまで目配りができているのか判りません。やっつけ仕事で売り場に立っているだけのアルバイトの係員もいるのでしょう
不特定多数の来場者を受け入れる即売会が、犯人たちにとっては盗みのしやすい環境だった可能性があります。これが招待客のみ入場可能な即売会なら、また違ったかもしれません
余談ですが金製品の中でも仏像や仏具(お鈴など)は資産家たちに人気の商品です。これらは宗教祭祀の道具とされ、相続税の対象となりません。なので相続税対策として金の仏像・仏具を購入する資産家がいるわけです
(関連記事)
心斎橋強盗事件 精神鑑定を実施
心斎橋強盗事件 逃走した容疑者関空で逮捕
高島屋で金茶碗盗難 単独犯か
銀座時計店強盗 18歳被告に懲役4年6月判決
銀座時計店強盗 犯人は16歳から19歳
呉市の宝石店強盗 中学生2人を逮捕
石灯籠で襲ってきた中国人を撃った警官に無罪判決
江田島9人殺傷事件 中国人に無期懲役判決
江田島で中国人研修生が8人殺傷