長崎明誠高女子柔道部顧問の体罰・暴言

記事のタイトルにあるように、長崎県立長崎明誠高校の女子柔道部の顧問だった小森講平教諭が部員への暴言など不適切な指導を繰り返したとして停職6か月の処分を受け、依願退職したと報じられています
長崎明誠は高校女子柔道の強豪校であり、小森教諭が自分の家を合宿所として部員を住まわせていたのだとか。遠方や県外からの入学希望者がいて、寝食をともにすることでより強い選手に育てようとした…と考えられます
小森教諭自身、長崎では有名な柔道一家なのだそうです
ただし、どれだけ実績があろうと暴言や体罰による指導が許されるはずはありません。部員の中には「小森先生の指導でなければダメ」だと思い込んでいる者もいるのかもしれません。が、それは単なる思い込みです。実績のある指導者につけば自分の実力も伸びると安直に思い込み、盲信し、自分で判断することを放棄してしまった結果です。輝かしい実績の裏には、小森教諭の暴言や体罰によって柔道を諦め退部していた生徒が数多くいるのでは?
実績だけを評価し負の側面には目を瞑るような真似を、公教育の場である学校がするのは大間違いです。歴代の長崎明誠の学校長の責任も問われるべきでしょう


県立高校の柔道部の顧問が部員に不適切な指導をしたなどとして懲戒処分を受けました。この教諭は過去にも2度、体罰などにより懲戒処分を受けていました。
19日付で停職6カ月の懲戒処分を受けたのは長崎市内の県立高校の46歳の男性教諭です。教諭は今年3月下旬から4月上旬にかけて顧問を務めていた女子柔道部の入学予定者や在校生の生徒3人に対し、ほかの部員にも聞こえるような状況で「学力が低い」や「母子家庭」「経済的に厳しい」などの個人情報を含む不適切な発言をしました。またやる気のない選手を「腐ったミカン」に例えるなどの発言もしました。
これらのことを受け、生徒1人がストレスにより食欲をなくすなどの症状、2人は県外の高校に転校しました。今年4月15日に被害を受けた生徒の保護者が学校や教育委員会にFAXで連絡したことで事態が発覚。県教委の聞き取りに対し、教諭は「本人たちを奮起させるためにかけた言葉だった」と話し、処分の言い渡し後、依願退職しました。
この教諭は2013年と去年にも体罰や暴言などで懲戒処分を受けていました。女子柔道部は県高総体で16大会連続優勝するなど全国屈指の実力校で、被害を受けた生徒を含め、部員全員の16人が今なお、この元教諭の家に下宿しているということです。
県教委は、今年度末までに入居する生徒や保護者の納得いく形で引受先などを考えたいとしています。
(長崎文化放送の記事から引用)


昨年3月、長崎明誠の柔道部員を連れて東京の講道館で合宿を実施した際、小森教諭は女子部員を平手打ちしたとして警視庁に逮捕される事態になっており、懲戒処分(減給か?)を受けており、今回が3度目の懲戒処分になります
ただ、教師を辞めたとしても柔道の指導者としては評価されており、どこかの高校なり大学からコーチ就任が打診されるのかもしれません
特にスポーツに力を入れている私立高校など、熱心に勧誘しそうです

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