滋賀の少年野球指導者 別の男性脅迫で再逮捕
自身の指導する野球チームの中学生に包丁を突きつけ、「殺すぞ」と脅した疑いで逮捕された小寺学容疑者の余罪発覚です
前回、当ブログで取り上げた時点では、中学生を脅したり、足で踏みつける暴行を加えた容疑を否認していました。その後、弁護士にでも説得されたのか、容疑を認めたようです
余罪はスポーツ施設の経営者の首を締めたり、包丁で脅したというものです。自分の思い通りにならないと包丁を持ち出す習性があるのでしょう
滋賀県警は29日、スポーツ施設経営の46歳男性に対し「お前ほんま殺すから」「会うん最後かもしれんぞ」などと言って、包丁を突きつけ脅迫するなどしたとして、滋賀・近江八幡市に住む野球指導者の小寺学容疑者(43)を再逮捕しました。
暴行行為等処罰法違反などの疑いで再逮捕されたのは、滋賀県近江八幡市に住む野球指導者の小寺学容疑者(43)です。
小寺学容疑者(43)は去年9月、近江八幡市のスポーツ施設の経営者(46)が些細な約束を守らなかったとして首を腕で締め付け、包丁を押し当てるなどした上「おまえ何してくれてんねん」「殺すぞ」などと言ったり、足を蹴るなどの暴行を加えて、「お前ほんま殺すから」「会うん最後かもしれんぞ」などと言ったりして、脅迫した疑いがもたれています。
小寺容疑者については、自身が指導する野球チームの中学2年生の選手に対し包丁を突きつけ「殺すぞまじで」「俺は平気で刺すぞ」「人刺すの簡単やから。刺したろか」と脅迫するなどしたとして、すでに逮捕・起訴されていて、警察によりますと、この事件を捜査する中で今回の犯行が明らかになったということです。
調べに対し、小寺容疑者は容疑を認めています。
(ABCニュースの記事から引用)
巨人の元投手桑田真澄はPL学園時代の上級生による暴力を例に挙げ、殴ったからといって野球が上手くなったりはしないと指摘しています
PL学園を長年率いていた中村順司元監督を名指導者と称賛する声が多いのですが、PL学園野球部内の暴力を放置してきた責任を問わないのは大間違いでしょう。甲子園での勝利数、獲得したタイトル数だけを挙げて、負の側面を見ようとしないのは疑問です
NHKは以下のように中村元監督を名指導者と称える報道をしていますが、ここでもPL学園野球部の暴力にはまったく言及していません
甲子園100周年 PL学園元監督 中村順司さん 基本を大切に
今年も間もなく夏の全国大会が始まります。三重県代表の菰野高校野球部も、監督が部員に体罰を繰り返したとして解任されており、野球指導から暴力がなくならない現実を突きつけています
小寺容疑者はさしずめ、包丁を突きつければ野球が上手くなり、殴ったり蹴ったりすればさらに上手くなる…という指導理論の持ち主なのでしょう
(関連記事)
滋賀の少年野球指導者 生徒を包丁で恫喝し逮捕
聖カタリナ学園高校野球部暴行事件 訴訟合戦に
聖カタリナ学園高校セクハラ教師を解雇
姫路女学院体罰のその後 アゴ外れるほど殴打
姫路女学院高校で体罰 女生徒は殴打されアゴ外れ
桜宮高校体罰教師に執行猶予判決
桜宮高校の体罰教師起訴 平手打ちのビデオ
桜宮高校 体罰で生徒が自殺
体罰教師はなぜ体罰を繰り返すのか 研修も中身なし
中学教師体罰 全治3カ月の重傷で逮捕
秀岳館高校サッカー部 監督が告発部員を加害者と罵倒
秀岳館高校サッカー部 体罰告発部員が謝罪
秀岳館高校サッカー部 コーチが繰り返し体罰
大分竹田高校体罰死事件を考える 顧問の独善