２度服役も性犯罪繰り返す男 懲役１０年判決
川の土手道をジョギングしていた面識のない当時１５歳の少女の首にカッターナイフを突き付けて、強姦しようとして不同意性交致傷の罪に問われた加地史明被告（３３）に対し、東京地裁は検察側の懲役９年の求刑を「軽いと言わざるを得ない」として、懲役１０年の判決を言い渡しています
加地被告は２０１６年１２月に山形地裁から強姦罪で懲役６年の判決を言い渡され服役するなど、これまでに２度服役しているのだそうです
通行中の10代女性にカッターナイフを突きつけて性的暴行を加えようとしたとして、不同意性交致傷の罪に問われた加地史明被告（33）の裁判員裁判で、東京地裁（香川徹也裁判長）は24日、検察の懲役9年の求刑を上回る懲役10年を言い渡した。判決は「高校生になる前の被害者の人生を一変させる重大な犯行だ」と述べた。
判決によると、加地被告は2024年2月、東京都墨田区内で、女性にカッターナイフを突きつけて頭を殴るなどし、胸を触った上で性的暴行を加えようとした。
判決は、被告が過去にも強姦罪と強姦未遂罪で2度服役していたことから「服役を反省と更生の機会にするどころか、犯行の手口をエスカレートさせた」と非難。被害者が抵抗を続けなければ「性交被害にまで至る現実的な危険性が認められる」とした。
その上で、被害者の年齢、けがの程度などで類似する事案と比較しても、検察の求刑は「やや軽いと言わざるを得ない」と述べ、求刑を上回る量刑とした。
（朝日新聞の記事から引用）
学習能力が欠けているのか、これで３度目の服役となるはずです
別の報道によれば、加地被告は証拠が残らないようゴム手袋を着用して犯行に及んでおり、被害者の少女が激しく抵抗したため強姦には至らず、現場から自転車に乗って逃げていました
通報を受けた警察が現場近くを捜索したところ、自転車に乗る加地被告を発見した…との経緯です
犯行の形態からすると、加地被告は女性を襲い力尽くで姦淫することに快楽を覚える性犯罪者であり、過去２度服役してもその快楽を求める衝動に歯止めがかからないようです
以前にも書いたように、加地被告のように衝動を自制できない性犯罪者には薬物による去勢を検討すべきかと思います
世間一般では仮釈放後、GPS内蔵の足輪を装着させるべき、との意見がありますが、たとえ足輪を付けていたも犯行を繰り返す性犯罪者が他国にはいたりします。つまりは抑止効果が万全ではなく、コストに見合わないところが問題です
余談ですが、加地被告の名前を検索すると山形県西置賜郡白鷹町出身のようです。中学、高校と陸上の選手だったようで、競技の参加者名簿に名前があり、米沢中央高校を卒業したものと考えられます。そんなスポーツマンが性犯罪で逮捕・服役を繰り返すに至ったのは何か理由・事情があったのでしょう。が、同情する気にはなれません
これ以上犯行を重ねて人生を棒に振りたくないのであれば、薬物による治療を自らの意志で受けるのも選択肢の１つです
でなければ、次は強姦殺人にまでエスカレートする危険もあるでしょう
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