小池都知事公職選挙法違反?失職の可能性も
小池百合子都知事は先の選挙で当選を決めたばかりですが、選挙にかかる「出馬要請文」を巡って公職選挙法に違反するとの見方が出ています
都知事選挙前、小池知事はなかなか立候補を表明せず、まずは都内の区長や市長から多くの立候補を求める声が挙がっているとの形作りをしました。ここで問題になったのは区長や市長の書いた「出馬要請文」です
「出馬要請文」は区長や市長が自発的に書き、公表したものではなく、小池都知事側の要請に応じる形で用意された疑惑が浮上しており、これが公務員(都知事)の地位を利用した選挙運動だと認められれば、公職選挙法違反に該当する…との理屈です
元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が12日、ユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。東京都知事選で3期目の当選を果たした小池百合子都知事の刑事責任について言及。さらい、もし失職した場合はどうなるかについて説明した。
小池氏について若狭氏が「一番、処罰に近い」というのが、公務員の地位利用による選挙運動を行ったとする公職選挙法違反だ。
都内52区市町村長が、5月に小池知事宛てに「3期目を目指し立候補されることを期待し、ここに支持を表明する」という旨の出馬要請文書を出したことをめぐり、小池氏側から働きかけがあったとして東京地検に告発されている。小池氏は働きかけを否定しているものの、若狭氏は「単なる容認でも犯罪となる」と立件される可能性を指摘した。
立件された場合、小池氏は失職することになるが、その場合はどうなるのか? 若狭氏は「仮にですね、小池さん、いろいろと処罰されることがあったとしても、繰り上げ当選というのはないんで、ですから石丸さんが繰り上げ当選するってことはないです」。
今回の都知事選では、小池氏が291万8015票で1位。165万8363票の石丸伸二氏が128万3262票の蓮舫氏を抑えて2位に入ったが、仮に小池氏が失職してもすぐに〝石丸都知事〟が誕生するわけではなく、再選挙で東京都知事を選出することになる。
(東スポWebの記事から引用)
小池都知事としては都内の区長や市長から小池都政継続を嘱望されていると形作りをしたくて、「出馬要請文」を書かせたのでしょう
しかし、都知事も公務員ですからその立場を利用した選挙運動(どこまでが公務員としての立場を利用した選挙運動なのか、線引と解釈が難しいと思われますが)をしたとなれば、当然処罰の対象です
52人もの区長や市長が「出馬要請文」を書いていますので、その中の1人でも「小池陣営の要請があって書いた」とゲロしてしまえば形勢は不利に傾くのかもしれません
こうした小細工などせずとも、最初から3期目を目指しますと表明していたなら当選できたでしょう
「策士策に溺れる」の典型かもしれません
もちろん、小池陣営としては公職選挙法違反になるとは予想もしておらず、いわば立候補へ向けた雰囲気づくり、小池都政に区長や市長も期待を寄せていると選挙運動を盛り上げるための演出のつもりだったのでは?
今後の動きを注視しましょう
蓮舫が息を吹き返し、再び都知事選挙に立候補するのかもしれません
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