蓮舫はいったい何と闘っているのか?
東京都知事選挙で落選後、政界からの引退も噂されている蓮舫元参議院議員です。しかし、ツイッター(現X)を舞台に、自身を批判したタレントや記者を相手に反論(と言うより喧嘩を売ってる)しまくっています
「私は黙らない。私が黙ってしまったら、後の世代の人が自由にモノを言えなくなってしまう」などと主張し、いわゆる「蓮舫叩き」に徹底抗戦する構えです
発端は、ひとつの投稿だった。
「政治記者、解説者」とプロフィール欄に記す今野忍氏が、蓮舫氏X(旧ツイッター)でのポスト(投稿)に対して、「ザ蓮舫さん、という感じですね」との書き出しで、次のように綴った。
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ザ蓮舫さん、という感じですね。支持してもしなくても評論するのは自由でしょう、しかも共産べったりなんて事実じゃん。
確かに連合の組合組織率は下がっているけど、それは蓮舫さん支持しなかったかではないでしょう。自分を支持しない、批判したから衰退しているって、自分中心主義か本当に恐ろしい(※原文ママ)
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「事実じゃん」としながらも「本当に恐ろしい」と結んでいるので、今野氏個人の感想以上でも以下でもない。彼は、「発言は個人の見解です」とプロフィール欄に記しており、今回のポストは人格を否定しているわけではなく、容姿を嘲笑しているわけでもない。
■記者の謝罪に対し、「終わらせません。」
労働組合の中央組織「連合」の芳野友子会長による都知事選の分析について、蓮舫氏がコメントし、それに対して今野氏が7月15日月曜日の午後8時18分にコメントした。それから22時間あまりが過ぎた16日火曜日の午後6時41分、今野氏が「お詫び」のポストを投稿している。
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これまでの私の投稿に不適切な表現がありました。ご指摘を受け止めて猛省するとともに、関係する皆様に深くお詫び致します。
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直後の同日午後7時42分、『女性自身』がオンライン上に「『極めて不適切な内容』朝日新聞 波紋呼ぶ記者のSNSでの“蓮舫批判”を謝罪…本人には厳重注意」とのタイトルで、この間の経緯をまとめた記事を配信した。
朝日新聞は公式には「謝罪」をしておらず、今野氏も、蓮舫氏に言及したXのポストを削除していない。具体的に、何を誰に対して謝っているのかも定かではないとはいえ、形の上では今野氏が謝罪している以上、これにて一件落着、となるかに見えた。
ところが、今野氏のポストから約4時間半後に、「終わらせません。」とポストしたのが蓮舫氏だったのである。
(以下、略。プレジデント・オンラインの記事から引用)
この他、デーブ・スペクターや東国原英夫などの「蓮舫批判」にも噛みついています。その様を「カミツキガメ」だと揶揄する声も挙がっています
精神分析の側から考えれば、蓮舫の行動は防衛ヒステリーと呼ばれる行動です。自分が手にできなかった「東京都知事」の椅子を諦められず、自分を揶揄する者たちに怒りをぶつける⇒批判者に対し優位に立とうとし、己の失ったものを埋め合わせようする…行動です
ただ、防衛ヒステリーという概念はフロイトの初期の論文にだけ見られるもので、その後は使われていません
フロイトはヒステリー(神経症)の基本的過程を防衛にあると考え、防衛的葛藤(心の中のせめぎあい)が心的・身体的症状を生み出すとの見解に至ったため、防衛ヒステリー=防衛的神経症では同じ意味合いの言葉を重ねた表現になるので用いなくなったのでしょう
蓮舫は選挙での敗北という失ったものを取り戻そうと、脳内物質が過剰に分泌され、いわばハイになった状態で自分を批判する発言を探し出し、これらに反論しまくっているのだというのが自分の仮説です
「私は負けていない」と自身を奮い立たせ、批判勢力に逆襲することが唯一の心の慰めという、ある意味寂しい現状です
もちろん現状では選挙の敗因を冷静に分析したりできませんし、選挙戦の戦い方のどこが誤りであったのかも考察できないはずです。ましてや石丸伸二候補者が蓮舫を上回る票を得た理由・背景も蓮舫は理解できないままなのでしょう
ただ、この暴走状態も長くは続かず、熱が冷めて我に返る瞬間が訪れるのでは?
本来なら選挙後、ゆっくり休み、心身を整える期間を設けた方がベターです。そうできないところが蓮舫の蓮舫たる所以なのかもしれません
実際、蓮舫がツイッター(現X)で暴れまわっている間にも政治の世界は動いており、蓮舫は過去の政治家になりつつあります。本人は気づいていないだけで
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