講談社編集次長 妻殺害差し戻し審で懲役11年判決
講談社で雑誌編集部の次長だった朴鐘顕被告が自宅で妻を殺害した容疑で逮捕された事件は、最高裁まで争われたのですが、最高裁は被害者の顔の血痕について審議が尽くされていないとして東京高裁に差し戻していました
東京高裁は6月18日、朴被告を有罪とし懲役11年を言い渡した東京地裁の原判決を支持し、朴被告の控訴を棄却しています
この事件では朴被告が妻の遺体を動かし、駆けつけた救急隊員に「妻が階段から落ちたことにしてほしい」と求めたことから、ややこしい展開になりました。朴被告は「妻が自殺したことをこどもたちには知らせたくなかった」と遺体を動かしたり、救急隊員に嘘の申し立てをしたと主張してきました
東京都文京区の自宅で2016年8月、妻(当時38歳)を絞殺したとして殺人罪に問われた講談社元社員、朴鐘顕(パク・チョンヒョン)被告(48)の差し戻し控訴審判決で、東京高裁は18日、懲役11年を言い渡した1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
検察側は公判で、仕事から深夜に帰宅した朴被告が、家事や育児への不満を募らせた妻を寝室で殺害し、妻を階段から落下させる偽装工作を図ったと指摘した。一方の弁護側は寝室でもめたことまでは認めつつ、その後、朴被告が目を離した間に妻は自殺していたと反論していた。
裁判員裁判の1審・東京地裁判決は19年3月、首を絞められた場合の特徴的な反応とされる妻の失禁の痕が寝室に残されていたことから、被告が妻を殺害したと推認できるとした。
差し戻し前の2審・東京高裁判決は21年1月、妻が額に出血を伴うけがをしていた点に着目。もし妻がけがの後に自殺したのであれば、自殺に至る体の動きに伴って血痕が顔面を伝っていたはずだが、その痕跡がないとし、やはり被告が妻を殺害したとした。
これに対して最高裁は22年11月、2審が不鮮明な遺体の写真から妻の顔に血痕がないと認定したと指摘。顔に血痕があったかどうかの審理が不十分で、重大な事実誤認の疑いがあるとして審理を高裁に差し戻していた。
(毎日新聞の記事から引用)
当ブログでの記事で書いたように、朴被告の妻は4人のこどもたちを1人で育てるというワンオペ育児を強いられ、精神的にまいっていたと推測されます。にも関わらず、朴被告から妻をねぎらったり感謝する発言があったのか、不明です。少なくとも自分が確認した報道の中で、朴被告が妻に感謝する言葉を口にしたものは皆無です
また、メディア関係者の中に朴被告を支援する動きがあり、多くの人が「朴被告は殺人を犯すような人間ではない」と擁護しているのですが、朴被告の妻を擁護する声がないというのも異様な感じがします
大手メディアの記事を見比べても、その多くが朴被告の無罪を前提に書かれており、裁判を不当だと決めつける内容だったりします。なぜ、そうまで朴被告を無罪と言い切れるのか、不思議です。メディアの身贔屓がすぎるのでは?
朴被告は編集次長として夜遅くまで仕事をしていましたので、育児と家事は妻が1人でこなしていたのでしょう。その心身の負担はいかばかりであったか、と思います
そして妻は職場の夫に「家に戻ってきてほしい」と何度か助けを求めるメールを送信ていたのですが、朴被告は応じようとしませんでした
その結果、夫婦で言い争いとなり、朴被告は妻を絞殺してしまった…というのが判決の趣旨です
朴被告は夫婦で言い争った後、妻の興奮状態が冷めないので寝室に逃げ込んだと主張し、そうこうしている間に妻が階段の手摺で縊首自殺してしまったと説明していました
目撃者もいない、家庭内の出来事です。真相がどうであったのか、いまいち判然としません。が、朴被告にはワンオペ育児で妻が心身ともに疲弊していると知っていたのであり、何ら対策も講じようとしなかった責任があります。つまりは朴被告が妻を追い詰めたのですから、相応の刑罰を受けるのは当然と考えます
講談社の雑誌編集部の次長なら年収は1500万円から2000万円ちかくあったのではないかと推測されます。ならば育児のヘルパーを依頼するとか、家事代行サービスに掃除や買い物など家事の一部を依頼することも十分可能でしょう。なぜ、しなかったのか、朴被告に訊きたいものです
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