岡谷市女児連れ去り未遂 井上佳則（５５）逮捕
長野県岡谷市で登校途中の女子児童が男に連れ去られそうになる事件がありました。女子児童が抵抗し大声を出したため、男はランドセルを奪って逃走したのですが、その後ランドセルは発見されています
現場は比較的民家の並んでいる地域なのですが、道路の高架下を通学路として通るようになっており、その周辺だけは民家がなく、人目につきにくい気がします。民家から離れているので、悲鳴を上げても周囲の人達が気づかない可能性もあります
岡谷市で2日、登校中の小学生の女子児童がランドセルを奪われた事件で、警察は、女子児童を連れ去ろうとした疑いで、住所・職業不詳の男を逮捕しました。
未成年者略取未遂の疑いで3日に逮捕されたのは、住所・職業不詳の自称タカハシナオキ容疑者です。
タカハシ容疑者は、2日の朝、岡谷市湊（みなと）の路上で、登校中の小学生の女の子を連れ去ろうとした疑いが持たれています。
女の子が大声を出すなどして抵抗したため、タカハシ容疑者はランドセルを奪ってその場を立ち去ったということです。
女の子にけがはなく、その後ランドセルも発見されました。
警察では、目撃情報などをもとに男の行方を追っていましたが、2日夜、諏訪市内で1人でいたところを発見し、3日午前4時半過ぎに逮捕しました。
見守りボランティアの男性:「地域全体で子どもを見守らなければいけないと思いますし、本当に捕まってよかったです」
警察は、タカハシ容疑者の認否を明らかにしておらず、今後詳しく調べを進めるとしています。
（信越放送の記事から引用）
7月2日、岡谷市湊の路上で登校中の女子児童が男に手を引っ張られランドセルを奪われる事件が発生。
女子児童を連れ去ろうとした疑いで男が逮捕された。 身元を明らかにするものがなく、当初、容疑者は「タカハシナオキ」と名乗っていた。
その後、警察が関係者や資料などを確認。本名は「井上佳則」で年齢は55歳だと分かったという。
住居は「不詳」のままで、県外から岡谷市に来た可能性があるという。
ただ、現在も黙秘を続けていて警察が詳しい経緯を調べている。
（長野放送の記事から引用）
井上佳則容疑者は「タカハシナオキ」と偽名を名乗り、取り調べには黙秘していたようです。ただ、指紋を照会して本名がバレたのでしょう。指紋が登録されているからには前科・前歴があるものと思われます
諏訪市内に１人でいたところを発見されているとも報じられており、車を使っていたのかどうかも気になります
車がなければ女児を連れ去るのは難しいのであり、その場でわいせつ行為をするのが狙いだったのでしょうか？
井上容疑者が黙秘しようと、警察はわいせつ目的での略取と判断し、送検するはずです
ちなみに、「お母さんが入院したから一緒に病院へ行こう」などと騙して連れ去る行為を「誘拐」と定義しており、腕力によって強引に連れ去る行為を「略取」と法律上では定義しています。なので、本件は未成年者略取未遂となります
先に書いたように、井上容疑者が過去に前科があった場合、特にそれが本件と同じくこどもを連れ去ったり、わいせつ行為をした事犯なら執行猶予はつかずに実刑が科されるでしょう。法定刑は3月以上7年以下の懲役です
過去には女児が連れ去られ、強姦された上に殺害・遺棄されるといった凶悪な犯罪もたびたび起きています。そう考えると未成年者略取の量刑をもっと重くしてよいのではないか、と思います（当然、殺人や強姦、死体遺棄とそれぞれの刑が加わるわけですが、連れ去っただけでも厳罰にしないと社会不安に対応できないのでは）
（関連記事）
飯塚事件第２次再審請求 再審を認めない判決
女児２人殺害の飯塚事件（１９９２年） 再審認めず
女児２人殺害の飯塚事件（１９９２年）再審なるか？
大阪女児誘拐事件を考える 控訴審も懲役２０年判決
大阪女児誘拐事件を考える 控訴審も悪態を吐く被告
大阪女児誘拐事件を考える 懲役２4年を求刑
大阪女児誘拐事件を考える 保護ではなく監禁
大阪女児誘拐事件を考える 初公判「誘拐はしていない」
新潟少女監禁事件を考える１ 犯人の異常行動
新潟少女監禁事件を考える２ 警察の失態
新潟少女監禁事件を考える３ 佐藤宣行の精神鑑定
新潟少女監禁事件を考える４ 刑務所を出所
１０歳女児２人に手錠をかけ暴行 懲役１１年
小４女児誘拐で懲役１５年求刑
小４女児誘拐で懲役１０年の判決
