気仙沼市元職員 児童へのわいせつで20件追送検

気仙沼市で単年度の臨時職員として雇用されていた保育士、小野寺朱生被告はこれまでに自分のカウントで8度逮捕を繰り返し、強制性交罪などで立件され、公判が始まっていました
しかし、さらに余罪は発覚したため公判が中断となり、取り調べを経て20件もの余罪が追送検されたと報じられています
そのほとんどが10歳未満の女児と強制性交したり、児童ポルノを製造した件ですが、小野寺被告は犯行を頑なに否認しています


仙台地検は27日、宮城県気仙沼市、元市会計年度任用職員の男(23)(不同意わいせつ罪などで公判中)について、20件の強制わいせつ罪などで14~25日に追起訴し、捜査を終結したと発表した。
起訴状によると、2022年2月21日~23年3月2日、女児が13歳未満であることを知りながら体を触るなどのわいせつな行為をした上、スマートフォンで撮影して保存するなどしたとされる。
男はこのほかにも26件の強制わいせつや強制性交の罪、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などで追起訴されている。
(読売新聞の記事から引用)


記事からすると小野寺被告は合計46件もの犯行で起訴され、裁判を受けることになります。スマートフォンで撮影し、証拠が残っているにも関わらず否認している状態、というのは正直理解できません
否認し続ければ誰かが「冤罪だ」と支援の手を差し伸べてくれるとでも思っているのか?
また、小野寺被告の犯行がすべて職場である児童センターや保育所内で行われたとは限りませんが、職場内で犯行に及んだケースもあったのでしょう。これだけ多くの犯行を重ねながら、職場の人間はなぜ気づかなかったのかが問題です
単年度の臨時職員であれ、半年に1度は勤務評定が行われるはずです。勤務評定を実施するには、日頃から上司(課長相当職)が小野寺被告の勤務態度を観察していなければなりません。気仙沼市では勤務評定も杜撰なのでしょうか?
保育施設であればこどもの異変にも注意をはらい、何か異変があれば保護者とも話し合うなどすると思うのですが
また、保育士が勤務時間にスマートフォンを所持したまま保育にあたっていたようで、これも不可解です。学校であれ保育所であれ、勤務中にスマートフォンを利用する機会などないはずですし、必要もありません。それでも教師や保育士がスマートフォンを所持したまま勤務するのを放置しているのは謎です。盗撮の道具に利用されるだけで
勤務中にスマートフォンの所持を禁止すると、職員組合が反発するのでしょうか?
スマートフォンを所持したまま勤務するのが当たり前になってしまい、誰もその規制について考えようともしない…のかもしれません。教育現場でどのような扱いにしているのか、知りたいものです。調べてみると、各地方自治体ごと独自の基準を設け、学校では職員室にスマートフォンを保管し教室には持ち込まないなど取り組みをしているところもあります。他方で、まったく規制していない自治体・学校もあるようです

(関連記事)
気仙沼市元職員 児童へのわいせつで8回目逮捕
気仙沼市元職員 女児へのわいせつを公判で否認
気仙沼市児童センター職員 女児へのわいせつで逮捕
和歌山児相職員 保護少女わいせつで執行猶予付き判決
和歌山児童相談所職員 保護少女にわいせつで逮捕
沖縄児童相談所職員 女児にわいせつ行為で起訴
横浜児童相談所職員 淫行で罰金50万円
横浜児童相談所職員 あくどい手口で少女と淫行
横浜児童相談所職員2人を少女との淫行で逮捕
福岡 児相職員が強制わいせつで逮捕
児童自立支援施設で暴力を振るう職員
児童養護施設職員が男児に強制性交で懲役8年
児童養護施設職員が強制性交容疑で逮捕 福岡
児童相談所非常勤職員21歳 わいせつ行為で逮捕
神戸児童相談所 小6女児を深夜に追い返す
性犯罪辞職の教師を雇用 札幌児相で再びわいせつ事件
児童養護施設で女児強姦逮捕 神奈川
東京の保育士が児童ポルノ作成 初公判で犯行認める