鹿児島県警捜査資料漏洩 県警の異常な捜査

鹿児島県警の現職警察官と元職警察官による捜査情報漏洩事件は、全国紙も取り上げるようになり、広く知られるようになりました
しかし、この捜査情報漏洩事件の中核にあるのは、県医師会に勤務していた男性がコロナで一時隔離状態となった患者を収容する施設(借り上げたホテルでしょうか?)で、女性患者を強姦した事件です。この男性の父親は鹿児島県警の警察官だったという事情もあり、鹿児島警察は被害届の受理を拒み、事件として捜査しようとはしませんでした
全国紙の報道では警察官による盗撮事件を隠蔽した…と記事に書くばかりで、この強姦事件を積極的に取り上げようとはしません
そして、一連の情報漏洩事件とこの強姦事件を報じたインターネットメディア「ハンター」に鹿児島県警は家宅捜索に入り、パソコンやスマートフォンを押収し、なおかつパソコン内に保存していたデータを勝手に削除した、と明かされています。徹底して隠蔽を図る狙いがあったのでしょう


〈鹿児島県警・情報漏えい〉「警察そのものがよくない」“第一の漏洩”「医師会職員の強制性交事件」の不審捜査で逮捕された元巡査長は被害女性側に謝罪していた
鹿児島県医師会元職員による強制性交事件の隠蔽を、鹿児島県警が図った疑いがある――そう報じたニュースサイト「ハンター」に県警が家宅捜索を行なっていた。同サイトに警察内部資料を提供したとして逮捕、起訴された元巡査長が、資料提供前に被害女性側に「県警の捜査は異常だ」と謝罪していたことが分かった。
ガサは内部通報者と報道機関へのみせしめか?
県警は地方公務員法違反容疑で元巡査長、藤井光樹巡査長(49)=後に懲戒免職、起訴=を4月8日に逮捕した直後、「見返りの情報提供を期待して資料を提供した」と藤井被告が供述したと発表していた。しかし資料提供の前に県警の行動を謝罪していたことから、関係者は「県警内の不正を明らかにしようとする正義感から行なった公益通報だ」と指摘している。
県警は藤井被告の逮捕と同じ4月8日に、福岡市にあるハンターの中願寺純則代表の自宅を捜索してスマートフォン2台やパソコン、取材ノートなどを押収した。
このとき押収されたパソコンには、今年3月に退職した同県警元警視正の本田尚志・前生活安全部長(60)が北海道のフリージャーナリストに郵送した別の事件の捜査記録のデータもあり、この記録の流出に気づいた県警は5月31日に本田容疑者も国家公務員法違反容疑で逮捕した。
しかし本田容疑者が「県警警察官の犯罪行為を、野川明輝本部長が隠蔽しようとし、いち警察官としてどうしても許せなかった」と資料持ち出しの動機は不正告発だったと主張したことで、逮捕は内部告発をつぶす目的ではないかとの見方が噴出している(♯1)。
中願寺代表によると、県警捜査員は差し押さえの際、令状の提示をせず、パソコン内にあったデータの一部を同意なしに消去している。
「ハンターへの強制捜査の異様さが徐々に明らかになり、このガサ自体が、内部通報者と報道機関に対する見せしめ目的だった可能性が強まっています。
県警は藤井被告と本田容疑者の2人の公益通報をつぶすために捜査権を行使したのではないかとの疑惑の弁明に追われる状況になっています」(社会部記者)
発端は医師会職員の看護師への強制性交事件
発端となった強制性交事件は2021年9月、新型コロナウイルス感染者の療養施設で医師会職員だった男性A氏が民間病院から療養施設に派遣された看護師の女性Bさんを複数回襲ったとされるものだ。
男性は普段から自分の父親が警察官だと周囲に話しており、Bさんは被害を訴えることを当初ためらったが、様子がおかしいことに気づいた同僚に被害を告白した。これを受け勤務先でBさんを支援するCさんが21年12月にA氏を呼び問いただすとA氏は「強姦です」と認めたという。
「Aはそのとき平謝りでした。しかし直後に慰謝料を25年の分割で払うと言い始め、さらにその後『合意だった』と主張を変え周囲に吹聴しはじめました。
Bさんは22年1月に鹿児島中央署に告訴しましたが、一度は女性警察官に『望む結果にならない』と言われ拒まれています。弁護士の支援を得て告訴状を提出すると、今度は当時の県医師会会長が『同意があった』と主張してA氏をかばう動きを見せました」(Cさん)
結局、医師会は22年9月、「同意があった」との主張を曲げないまま、A氏の行為は不適切だったとして停職3か月の懲戒処分を出し幕引きを図った。A氏は翌10月に依願退職したが、医師会有力メンバーが経営する施設に再就職している。
(以下、略)


家宅捜索で証拠品を押収するのは通常の手段ですが、パソコン内にあったデータ(おそらく流出した捜査資料)を警察官が勝手に削除するのは論外です。たとえそれが警察から流出した機密情報だったとしても
流出した捜査資料は過去に警察に届け出のあった被害情報を書き留めたもの、と推測されています。この中には冒頭に書いた医師会職員による強姦事件も含まれ、被害者や加害者の名前も記載されています。鹿児島県警としてはこれを削除したくて家宅捜索を実施したのでしょう。あるいは県警本部長が指示したのか?
ただ、これらの資料は「ハンター」のパソコンにだけ存在しているものではなく、警察がどれだけ躍起になって削除を試みても、完全に消し去るなどできません
この医師会職員による強姦事件を鹿児島県警はどうあっても隠蔽し、隠蔽した事実も隠蔽したいものと思われます

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