「紀州のドン・ファン」 詐欺ではなく愛人関係と主張

和歌山県の実業家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎幸助氏の妻、須藤早貴被告が札幌のキャバクラに勤務していた際、客の男性から2980万円を学費などと称して騙し取っていた事件の裁判が続いています
被告人質問で須藤被告は、詐欺被害を訴えた男性客について「愛人のような付き合いで、肉体関係もあった」と証言しており、2980万円がいわゆる愛人手当として渡されたものと解釈していたと主張しています


検察側の冒頭陳述などによると、2人は平成26年秋、須藤被告が美容専門学校に通いながら勤務していたキャバクラで知り合った。
須藤被告は「美容師になりたい。学費のためにキャバクラで働いている」と伝え、男性は「夢を応援したい」と学費や生活費を振り込むようになった。
その後、被告は「美容関係の会社の社長に認められ、海外留学できる」「学校で出場したコンテストでモデルの髪を傷めた」などと噓をついて計約2980万円の支払いを求め、男性はこれに応じていた。
この日の被告人質問で須藤被告は、2人の関係について「愛人みたいな関係だった」と説明。男性は証人尋問で「性的な行為を要求したことはない」と訴えていたが、「噓をついていると思った。下半身を触られたり口にキスをされたりした」と述べた。
(産経新聞の記事から引用)


須藤被告の嘘も大概ですが、ホイホイと金を渡す方もどうなのか、と思います
キャバクラ嬢に3千万円近い金を渡すのですから、当然肉体関係を織り込んだもの、と解釈することもできます
須藤被告は嘘をついてたこと自体は認めており、それもこれもキャバクラ嬢と客という関係の上での「疑似恋愛」によるものなので無罪だ、と主張しているわけです
裁判の行方は判りませんが、検察がこの事件で須藤被告を起訴したのは、野崎さん殺害を頑として否認し続ける須藤被告を追い詰める意図があってのことなのでしょう。であれば、この刑事訴訟で検察は負けるわけにはいきません
検察側に須藤被告の詐欺行為を立証する隠し玉があるのでしょうか?キャバクラ時代の同僚が、「あのオヤジから金を騙し取ってやった。ちょろいちょろい」と須藤被告が悪自慢しているのを聞いたとか、携帯電話でのメールのやりとりにそのような書き込みがあったとか、証言なり証拠を用意しているのかも
追記:別の報道では須藤が被告人質問に対し、「言い方が…ちょっとあれなんですけど、男の人は、性欲が絡むとバカになるので払ってくれるだろう、というのは思った」とか、「私が詐欺師なら、被害者は性犯罪者だと思っている」など、辛辣な発言をしていたと伝えています。刑事事件の法廷でこれだけ言ってのける女性というのは珍しい存在です

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