TKO木本武宏投資トラブルを説明も疑問だらけ

2022年7月、お笑い芸人TKOの木本武宏が投資トラブルに巻き込まれた事件が話題となりました。事件とはいっても、木本らニセの投資話に騙された者は警察に被害届も出さず、木本が友人・知人の被害をまとめて弁済する方向で決着したようです
約7億円にもなる被害が生じたにも関わらず、木本が弁護士にも相談せず(弁護士に相談した、という報道を自分は見ていません)、親族からお金を借りまくって返済に充てるという、実に奇妙な解決方法でした
FX投資で稼いでいると木本を騙したAは、パソコンでデモトレードの画面を見せ敏腕投資家を装っていただけで、実際には木本らから預かった金をFX投資で溶かし、損失を発生させているだけでした。当時、無職だったAが今後どうやって騙し取った金を返済できるのか、不明なままです
もう一人、海外への不動産投資で稼いでいると称し、木本らから金を預かっていたのがBこと森田真伍(41)は、ドバイへ逃亡した後、日本に舞い戻って東京でホストをしていたのだとか。ホストとしての稼ぎからいくらかを木本に返済したのかもしれませんが、森田は2023年11月、ソフトバンクの部長らを巻き込んだ13億円の詐欺事件が発覚して逮捕され、勾留中です。森田らが偽の投資話をソフトバンクの本社会議室で披露し、3人の投資家から13億円を受け取り、森田は約10億円を手にしたとされます。もし、この10億円から木本が返済を受けていたとすれば、犯罪で得た利益の配分を手にしていたことになり、これも問題となります(今のところ、捜査が及んでません)
文春オンラインに木本武宏がインタビューに応じた記事が掲載されています。しかし、事件について詳細は語らないまま、「自分が奔走して被害額を肩代わりした」と述べているだけであり、真相は不明なままです
以下、文春オンラインの記事から一部を引用します


「後輩芸人に投資を強制した?」「木本は逃げてる」“7億円投資トラブル”のTKO木本武宏(53)が明かす、疑惑の真相
(前略)
他人の出資金まで返済しようとした理由
これまでも説明してきているように、僕は“推し活”が好きです。そして、できればハマってもらって、一緒に楽しんで成功をシェアしたい、というのがモットーです。その流れで、仲間たちを投資に巻き込んでしまいました。
FXのAにしても、不動産投資のBにしても、仲間たちには説明した上で出資をしてもらいました。また、一度たりとも強制して資金提供をさせたことはありません。それでも僕は、引き入れた責任があると考えていました。それが「僕が返済する」と考えた最大の理由です。
(中略)
すべての仕事を失ってしまうという恐怖心が…
根本的な疑問として、「なんで木本がそこまで責任を負わなければいけないのか? それがぜんぜん理解できない」。
これは、復帰会見の後の質疑応答でなんども聞かれたことです。
ひとことでいえば、「僕の性格です」としかお答えしようがありません。もう少し詳しく説明すれば、投資の話を持ってきた責任は小さいものではないからです。そして、投資トラブルの噂が拡散してしまうことで、芸能人としてのすべての仕事を失ってしまうという恐怖心と不安がありました。
ここも世間の感覚、世間の常識とはズレているのかもしれませんが、「人の信用を失わないためには、借金をしてでもお金を返済するのは当たり前」という感覚が僕の中に存在します。ただ、今回のトラブルは金額が大きくなりすぎたというのはありますが。
すぐに会見を開かなかった理由
最後に、トラブルが報道されてから、なぜすぐに会見を開かなかったのか? 「雲隠れ」疑惑についてです。
これは、僕ら以外の出資者からの要望がありました。そちらとの関係から、「いまは口を開いてくれるな」という指摘が、直接的、間接的にありました。つまり、利害関係の調整が済むまでは、安易に発言することが憚(はばか)られたのです。
じつは、トラブルが明るみに出る前から騒動を聞きつけ取材に動いていた芸能記者の方がいました。「話せる時期が来たら包み隠さず話します」とお願いして、記事化を止めてもらっていました。
その方の取材に答えた記事が2022年の8月に『女性セブン』に掲載されました。ウェブ記事にもなっていますが、5時間に渡る超ロングインタビューでした。
僕としては、精一杯の気持ちでお答えしているのですが、世間的にはあまり知られていないようです。それゆえに、「木本は逃げてる」と誤解に拍車をかけていたのかもしれません。
(以下、略)


長文の記事で「疑惑の真相」と題されているものの、真相は明らかにされていません。木本の「食事が喉を通らなかった」とか「外出できず、家に閉じこもっていた」など、心情が語られてはいるものの、世間一般が知りたいのはそこではありません
全体からすれば、「7億円もの被害金額を肩代わりしたオレ、すごい」という自慢話大会みたいなものです。カドカワ出版から木本は『おいしい話なんてこの世にはない どん底を見たベテラン芸人がいまさら気づいた56のこと』という本を出し、その本の宣伝も兼ねたインタビューです。そちらの本でも事件の真相など書かれていないはずで、「どん底から這い上がったオレ、すごい」と自慢話を並べているのでしょう
警察被害届も出さず、弁護士にも相談しないといった数々の対応は疑問だらけで、何も明かされないままです。が、本人はこれ以上説明する気はないものと考えられます
投資に関して手数料、マージンに該当するものは一切受け取っていない、と木本は主張しているのですが、単に彼がそう主張しているだけであって、裏付けはありません。何より詐欺の共犯と扱われ、逮捕されるのを恐れた(芸能人としての道を絶たれるのを恐れた)結果、このような理解しがたい行動を取ったのではないか、と思われます
記事全般から感じ取れるのは承認欲求の強さであり、「困難を乗り切ったオレ、すごい」と世間にアピールしまくる姿です。これが彼の本質だろうと考えられます

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