ゆたぼん高校不合格 内申書批判する父親

少年革命家を称するゆたぼんは中学3年の2学期から不登校を止めて登校を開始し、高校の入学試験を受けたものの内申点が低かったため不合格になったと報じられています。ゆたぼんパパは「内申点の制度など止めてしまえ」と吠えています。「社会の変化に教育が追いついていない。変わるべきは学校教育の方だ」との意見です


小学校から不登校を続けてきたが、中学3年の2学期からは登校し、高校進学を目指していたゆたぼん。3月14日に自身のYouTubeに動画を投稿し、受験で不合格だったことを報告。さらに4月4日の投稿では、入試の自己採点をした際に「一緒に受けた友達より僕の方が点数が倍以上だった。でもその友達は合格して、僕は不合格だった」と発言。
不合格だった理由について「中学1、2年と学校に行っていなかった分の内申点の分まで、僕はテストで点を取らなければならなかった。特に沖縄の公立高校は内申点を重視するというのを知っていたんで、テストの点数が勝負だった」と語り、中学の教師からも「(合格は実力的に)厳しい。もう少し受かりそうな高校がある」とレベルを落としての受験を勧められていたが、あえてチャレンジしたと話していた。今後は高卒認定試験に挑戦するという。
ゆたぼんの受験結果を受け、ゆたぼんの父の中村幸也氏は7日、Xに私見を投稿。多様性の時代において「学校しか選択肢がないのも内申点なんてもんも時代遅れ。日本の学校教育が社会に追いついてないんだから変えるべきは日本の学校教育のほうだよ」とし、「時代錯誤な内申点なんてあと数年でなくなる」とコメント。
ジャガー横田の夫で、医師の木下博勝氏も9日、ゆたぼんの不合格を受け自身のインスタグラムに「自分の弟の時と同じかぶってしまって、こころが痛くなりました」と投稿。約30年前に「合格した同級生より得点は、はるかに上」だったにもかかわらず志望校に不合格だった弟の内申点が、教師の恣意的な評価によって悪かったことについて不満を綴った。
そのうえで「公立高校の入試制度、見直すべきじゃないのかな。内申書が合否判定に大きく関係するのって、必要なのかな? 私立の判定と同じにすべきでは?推薦等だけの活用で、良いのでは?」と指摘。さらに「内申点って、その中学のレベルによって、かなりのハンデが生じるよね? 何で見直さないのかな。それとも、現在は是正されてるなかな」、「先生の顔色を伺いながら過ごす中学生は、昭和平成で終わりでいいのでは?」などと疑問を投げかけた。
このように内申点制度の見直しを訴える声に対しては賛同する声も多く上がった。
《内申点で中学生の反発を抑えようとするのは最悪手。内申点で抑え込めるのは,中位層の普通の子たち。本当に悪い子は「内申なんて関係ねぇ」子たちなので,よいことは1つもない》
《内申点とか学校の成績って嫌いです ワイはテストの点数は結構良かったけど、5段階評価で3以下だったで。90点くらいとっても2ついてたよ。先生に好かれてるかが重要だけど、ワイは嫌われてたわけだね》
《学力があり、学校へいく意欲がある子どもを 不登校で内申点が悪いからと高校入試で不合格にして「だから辛くても学校へ行かないといけない」と、子どもに圧力をかけて管理しないと成り立たないような学校の内申点のシステムもどうかと思う》
(以下、略。女性自身の記事から引用)


中学3年の2学期から登校ですから、相対的に内申の評価が低くなるのは否めません。3年間掃除当番をこなした生徒より、3年生の2学期から登校してきたゆたぼんの方が内申の評価が高いとなれば、多くの生徒が評価を不満に思い学校への不信感を抱くでしょう
別段、掃除当番だけに限りません。学校というのはペーパーテストの成績だけを評価する場ではなく、生活面も含め評価する場です。もちろん、その評価が絶対的に正しいとは限らないわけですが、ゆたぼんの内申の評価が低いのには相応の理由があるからです
上記の記事では引用を省略しましたが、一般の方からは「入試の点数で合否判断をする高校を受験すべき」などの声も寄せられた、と書かれています。おそらく入試の成績だけでなく、内申も重視する沖縄県内のいわゆる名門校を受験したのではないか、と推測されます
「不登校だったけど名門校に合格したぜ!」と報告し、マウントを取りたい気持ちもあったのだろうと想像します。こどもが意欲、野心を抱くのは良いことで、向上心とは野心と同義です
少年革命家を自称するゆたぼんですから、内申の不利をひっくり返すくらいの実力(学力)があると示したかったのでしょう。結果は残念ですがこれも現実です
壁にぶち当たり、それを乗り越える気概を彼が示す続け、社会に何らかの波風を立てることこそ革命です
付け加えると、ゆたぼんパパの内申批判は余計であり、悔し紛れという気がします。内申批判よりも、「オレたちの闘いはこれからだ」くらいのセリフが格好良かったのでは?
先日は歌手の松田聖子が中央大学法学部の通信制を卒業した、との報道がありました。学ぶ意欲があれば年齢に関係なく学べるのであり、それも格好良い生き方だと思います

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