宝塚宙組自殺事件 謝罪を拒否する宝塚スター

宝塚歌劇団宙組の団員が自殺した事件で、阪急阪神ホールディングス、宝塚歌劇団らが遺族側に謝罪し、合意書を交わしたと報じられています
パワーハラスメントを繰り返したとされる宙組団員10人のうち、6人が謝罪文を遺族側に提出したとも明かされています。が、謝罪文を出さなかった4人についてはどうするつもりなのか、と思ってしまいます
パワーハラスメントに関与した10人が謝罪の意を表明するという話で遺族が合意したのでは?ならば、残る4人にも謝罪文を提出させるのが宝塚歌劇団の責任です。劇団の指導に従わず謝罪文を出さない者については、職務命令に従わないとの理由で解雇しなければダメでしょう
そもそも遺族側に直接謝罪するのが筋であるはずなのに、謝罪文の提出のみというのは随分とおかしな話です
阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が直接、遺族に謝罪するというのは凄いことだと報じたメディアもありますが、遺族側にすれば会社役員の謝罪などどうでもよいのであり、パワーハラスメントに関与した者の謝罪こそが重要でしょう


宝塚歌劇団の宙組に所属する俳優女性が昨年9月に急死した問題で、遺族は劇団側から6人分の謝罪文の提出があったと発表。これを受け、ネット上では「これで終わり!?」と困惑する反応が相次いでいる。
3月28日に遺族側の代理人弁護士が都内で会見を開き、阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄、宝塚歌劇団と合意書を締結したと発表。
同弁護士によれば、遺族側が主張していた15項目のパワハラ行為のうち、劇団側は整理した14項目について概ね認め、同日、阪急HD・角和夫会長が遺族に謝罪したという。
また、パワハラに関与したのは、宙組の幹部上級生4人、宙組の上級生3人、劇団のプロデューサー2人、演出担当者1人の計10人で、そのうち謝罪文を提出したのは幹部上級生2人、上級生1人、プロデューサー2人、演出担当者1人の計6人。
未提出の4人には、急死した女性にヘアアイロンで火傷を負わせた幹部上級生も含まれているようで、劇団側の代理人は、後日謝罪文を提出予定であると説明したという。
合意書には、慰謝料などの解決金を払う内容も含まれているというが、一部ネット上では「謝罪文? 直接謝るんじゃないの?」「謝罪文書いて終わりとか、中学生かよ!」と疑問の声が噴出。
中には、「加害者はこれからもステージに立ち続けるの?」「謝罪と同時に辞表を提出するべき」とパワハラに関与した俳優の退団を望むような声も目立つ。
宝塚歌劇団、大物演出家のセクハラ疑惑は「どうなった?」
一方、今回の合意書締結をきっかけとして、ネット上では「演出家のセクハラ疑惑はどうなったの?」という声も相次いでいる。
昨年12月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、宝塚歌劇団所属の大物演出家・小池修一郎氏からセクハラ行為を受けたと主張する元演出助手男性の告発を掲載。加えて、小池氏の後輩演出家もハラスメント行為をしていたと報じていた。
しかし、小池氏の件は“問題なし”と判断されたのか、8~11月には同氏が演出と訳詞を務めるミュージカル『モーツァルト!』(帝国劇場、博多座など)の上演も控えている。
同公演は、古川雄大とSixTONES・京本大我がダブル主演を務めるものだが、「こんな状況で小池氏の舞台に推しが出るの、嫌すぎる」とモヤモヤを抱えるファンもいるようだ。
(サイゾーの記事から引用)


宝塚側が最後まで同意しなかったのがいわゆるヘアアイロン事件です。上級生(娘役のトップスター)が被害者の額に熱したヘアアイロンを押し付け火傷を負わせたのですが、上級生天彩峰里は頑として「わざとやったわけじゃない」と言い張り、パワーハラスメントでもなければいじめでもないと言い張っていました
この他にも宙組男役の元トップスターで既に退団している人物こそが、一連のパワーハラスメントの首謀者だと噂されているのですが、すでに宝塚を離れています。なので今回の謝罪組に真風涼帆は含まれていないのでしょう


宙組の陰湿いじめを蔓延させた張本人
そんな中、冒頭で発言を紹介した宝塚関係者が主張する、陰湿ないじめを蔓延させた人物とは─。
「元トップスターの真風涼帆さんが宙組の体質を変えてしまったのだと思います。彼女はいじめのターゲットに“みんな、貴方のことを悪く言ってるよ”とか“貴方のそういうところが嫌いなんだよ”と伝えるなどして泣かせていました。ただ、自分ではほとんど手を下さず、ほかの団員に指示を出していじめを実行させるのです。宙組では誰もが真風さんに怯えていました」
真風は5年7か月にわたって宙組のトップに君臨。絶大な影響力を持っていた。
「トップ娘役の星風まどかさんに“今日にでも辞めてもらって構わない”と詰め寄っていました。最終的に星風さんは、宙組から専科へ異動し、現在は花組の娘役トップに。異例の人事ですが、それほど真風さんの圧力が強かったということ。その後、宙組ではますます“いじめ文化”が広がっていきました」(同・宝塚関係者、以下同)
亡くなったAさんは、103期の中で常に成績がトップだったことで、標的にされてしまったという。
「本公演で天彩峰里さんが演じていた役をAさんが新人公演で担当することに。それで挨拶に行くと、天彩さんが“私の髪型を教えるから”とアイロンで火傷させました。宙組では優秀な後輩に嫉妬していじめることが常態化していたんです。この件で天彩さんは月組に組替えと発表されたものの、天彩さんの“仲間”が“おまえのせいで天彩さんが組替えになった”と亡くなる直前までAさんをいじめ続けていたそうです。
(週刊女性の記事から引用)


遺族側が合意文書を交わしたので、一連の宝塚パワハラ事件はこれで決着という形になるのでしょう
しかし、宝塚歌劇団幹部らが示した、「保身ありきの態度」に失望した人は多かったのではないでしょうか?
宝塚歌劇団幹部がグダグダの対応を繰り返した結果、長期間に渡って公演が滞ったのであり、自分で自分の首を絞めたも同然です。歌劇団の編成を見直すとか、劇団員の育成方法を改めるとか課題は山積なのですが、現在の劇団幹部には無理だと思います

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