伊丹市の元校長のわいせつ行為 担任に相談も無視
伊丹市の小学校でバスケットボールの指導にあたっていた元校長相原信也被告(71)が、女子児童の体を触るわいせつ行為を繰り返していたとして起訴され、懲役4年6月の有罪判決を受けています
この裁判の中で被害を受けた児童が担任に相談をしたところ、警察に相談するよう言われたのみで何ら対処してもらえなかったと述べています
元校長である相原被告に忖度し、児童の申し出を無視したか隠蔽したのではないかと考えられます
しかし、伊丹市教育委員会は担任への相談が学年主任や教頭に届かなかった理由について、「調査はしない」と言うのみで、何かの対応を取るつもりはないのだとか
裁判の中では、被害児童の1人が小学校の担任に被害を相談したのに、対応が取られていなかったことも明らかになった。
昨年8月にあった児童の証人尋問によると、児童は21年11月ごろに担任へ「ストレッチだと言って体を触られる」と相談した、などと証言した。担任は「嫌やったら警察に相談したら」と返したという。
だがその後もこの児童は翌年4月ごろまで被害に遭い続けた。他の被害児童2人は、この相談時期の後にも被害に遭っていた。
子どもがSOSを発したのに、なぜ被害を止められなかったのか。
市教委によると、子どもから何らかのトラブルやハラスメントを相談された場合、教員は校長など管理職に報告。管理職の判断で市教委に共有し、関係機関につなぐことになっている。
今回のような学校外の地域スポーツで起きた事案だと、所管する市教委スポーツ振興課に情報共有され、何らかの対応が取られるのが通常の流れだという。
市教委は、取材に「この件は市教委に情報が入っていなかった」とし、「児童が担任に相談していたのならば、どこかで話が止まってしまったということになる」と回答した。
しかし、現時点で事実関係を調査する予定はないという。市教育長は「学校から市教委に連絡がなかったので対応のしようがなかった」などとコメントした。
(朝日新聞の記事から引用)
教育委員会も元校長に忖度し、いまさら調べるつもりがないのだと判ります。教育委員会は教員同士のもたれ合いのための組織であり、教員を庇うために存在していると言って間違いないでしょう。今回の件でも相原被告の有罪判決は仕方ないとして、他の教員まで処分を受けるような事態にはしたくないとの気持ちが垣間見えます
相談を受けた担任に問い質し、児童からの申し出を誰に引き継いたのか、確認するだけなのですが、なぜできないのか、やろうとしないのか?
責任を問いたくない、問われたくないと考えているのは明らかです
児童を守るより教員を守ることの方を優先しているわけです。こんな教育委員会制度は廃止するべきでしょう
今回の件でも教育委員会は「学校から報告がなかった」、「保護者から相談がなかった」というのみです。伊丹市の教育委員会は何のために存在している組織なのか、小一時間くらい問い詰めたくなります
こうした頭の悪い人たちが教育行政を担っているため、教育現場でさまざまな問題が発生しているのだな、と思うばかりです
児童が変態校長の餌食になっているというのに、教師も教育委員会も何も思わず感じず、ただ責任を問われるのを恐れビクビクしているだけなのですから、本件で被害に遭った児童の親御さんたちの怒りは収まらないでしょう。伊丹市を相手取り、賠償請求の訴訟を提起した方がよいのでは?
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