殺害予告メール送信 芦屋の中学3年生逮捕
またも中学生の事件です。実在する弁護士を殺害するとの予告メールを多数送信した、威力業務妨害などの容疑で兵庫県芦屋市に住む中学3年生が警視庁から書類送検された、と報じられています。警視庁の処分意見としては「保護観察相当」ですから、少年院送致を求めているわけではありません。ただ、これで保護観察になってしまうと本人は勲章をもらった気になり、新たな犯行を繰り返すのではないかと懸念されます
去年8月、都内の中学校に殺害予告のメールを送ったなどとして、兵庫県の中学3年の男子生徒が書類送検されたことがわかりました。
男子生徒は、犯行予告などを繰り返す「恒心教」と呼ばれる架空の団体に影響されたとみられています。
威力業務妨害などの疑いで警視庁が書類送検したのは、兵庫県の中学3年の男子生徒(15)です。
男子生徒は去年8月18日、自宅でタブレット端末を使って、北海道の学術団体のメール配信システムを不正に操作したなどの疑いがもたれています。さらに、男子生徒はこのメール配信システムを使って、都内の中学校に殺害予告のメールを送り、職員の業務を妨害した疑いももたれています。
捜査関係者によりますと、メールは被害にあった中学校に実際に通う生徒を名乗った上で、特定の弁護士について「滅多刺しにして殺す」「証拠隠滅のため住宅に放火する」などと書かれていて、日本や韓国のおよそ9000のアドレスにも送信されていました。
警視庁が発信元のIPアドレスをたどった結果、男子生徒のタブレット端末から不正操作が行われたことが判明したということです。
男子生徒は、インターネットの掲示板を拠点に犯行予告などを繰り返す「恒心教」と呼ばれる架空の団体に影響されたとみられ、「同じような考えの人が集まっている『恒心教』にはまった」と容疑を認めているということです。
さらに、男子生徒は被害にあった中学校に通う生徒とはインターネット上で知り合ってトラブルになっていたということで、警視庁が事件のいきさつを詳しく調べています。
(TBSニュースの記事から引用)
恒心教というのがたびたび登場しますが、説明すると長くなりますので気になる方は御自分で検索してください。インターネット上で有象無象が寄ってたかって作り上げた架空の宗教団体または政治団体のようなもので、様々な陰謀論を流布させたり悪質ないたずらを繰り返す愉快犯(実に不愉快ですが)の温床です
なので、本件中学生が反省しているのかは怪しい限りで、「次はもっと過激なことをやって注目されたい」と思うかもしれません
高額な罰金でも科した方が本人のためではないか、と思ったりします。威力業務妨害罪は2年以下の懲役、または50万円以下の罰金が法定刑ですから、50万円の罰金刑でよいのでは。親からさんざん叱られるはずです
ここ最近、恒心教を名乗って爆破予告をするなど、世間を騒がせる犯行が繰り返されており逮捕者も出ていますが、それでも模倣犯が続いています。本人らは面白がっているのでしょうが、迷惑この上なく、不快極まりない連中です
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