ススキノ首なし遺体　親子３人を起訴: 夾竹桃日記

2024年03月07日

ススキノ首なし遺体　親子３人を起訴

ススキノのホテルで男性を殺害した田村瑠奈ら、３人の容疑者が札幌地検から起訴され被告という身分になります

田村瑠奈被告について刑事責任を問えると判断して起訴したわけですが、精神障害が皆無だとは思えません。犯行は精神障害の影響があったとしつつも限定的、との理屈ではないかと推測します。結果として心神耗弱が裁判で認められる可能性も残ります。が、それでも世間を騒がせた事件ですから起訴しない判断はなかったのでしょう

札幌・ススキノのホテルで男性を殺害し首を持ち去ったとして親子3人が逮捕された事件で、札幌地検は3月6日、実行役の女を殺人などの罪で起訴しました。

殺人などの罪で起訴されたのは札幌市厚別区の無職、田村瑠奈被告（30）です。

起訴状によりますと田村瑠奈被告は2023年7月、札幌ススキノのホテルで、恵庭市の当時62歳の男性を殺害し頭部を切断し持ち去ったとして「殺人・死体損壊・死体領得・死体遺棄」の罪に問われています。

札幌地検は2023年8月から2024年2月28日まで異例ともいえる半年間にわたり犯行当時の精神状態を調べる鑑定留置を実施。

鑑定留置の結果、札幌地検は田村瑠奈被告の刑事責任を問えるとして起訴しました。

一方、瑠奈被告とともに逮捕されていた父親で精神科医の田村修容疑者（60）ついては「殺人ほう助・死体損壊ほう助・死体領得ほう助・死体遺棄ほう助」の罪で、母親の田村浩子容疑者（61）は「死体遺棄ほう助・死体損壊ほう助」の罪でそれぞれ起訴しました。

起訴状によりますと、瑠奈被告は殺害現場のホテルで、刃物を使用し被害男性の首などを刃物で複数回刺して殺害し、ノコギリなどを使用して首を切断。頭部をキャリーケースに入れてホテルから運び出し、その後、自宅で頭部から皮膚をはぎ取るなどしました。

父親の修被告は、瑠奈被告をホテルから車で連れ帰り、瑠奈被告が頭部を秘匿することを容認し、瑠奈被告が頭部を損壊する様子をビデオで撮影しました。

母親の浩子被告は、瑠奈被告から頭部を損壊する様子をビデオ撮影してほしいと頼まれ、修容疑者に撮影を依頼していました。

（北海道ニュースUHBの記事から引用）

「なぜ親子３人が犯行に関与しているのか？」とか、「精神科医である父親が娘の犯行を止めようとしなかったのか？」との疑問を抱く方も多いと思います。自分の仮説としては、精神科医である父親が娘の精神障害への対応を投薬治療などではなく、「束縛せずにやりたいようにさせる」方法を選んだのではないか、と考えます

精神科の治療といえばさまざまな薬を投与し、時には個室に閉じ込めたりベッドに縛り付ける拘束が行われているのが実情です。田村修被告は自分の娘にさまざまな抗精神薬を投与したり、病院の個室に閉じ込めておくような治療を行う気にはなれず、妻もこの方針に同意したのではないか、と推測します