早稲田大教授「オレの女にしてやる」 控訴審でも敗訴

早稲田大学の大学院生だった作家の深沢レナさんが、指導担当教授で文芸評論家でもあった渡部直己(当時71歳)から、「一緒に食事にしろ」とか「卒業したら俺の女にしてやる」など言われ体を触られるなどのセクシャルハラスメント受けたとして、早稲田大学と渡部教授を相手取り賠償請求の訴訟を起こしたのが2022年です
東京地裁の判決では早稲田大学と渡部元教授に55万円の賠償を命じる判決を言い渡しました(請求額は660万円)
深沢レナさんは大学院を中退せざる得ない状況となったのですから、55万円で納得できるはずもなく、東京高裁に控訴していました
控訴審ではあらためて


早稲田大学大学院の教授だった文芸評論家の渡部直己氏から在学中にセクハラを受けたとして、元大学院生の女性(33)が渡部氏と早大に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(増田稔裁判長)は22日、渡部氏と早大に計99万円の支払いを命じた。2023年4月の1審・東京地裁判決から賠償額を約40万円増額した。
1審判決が違法性を否定した、食べかけの食事を渡部氏が自分の箸で女性とシェアした行為について、2審判決は、立場の弱い女性が食事に乗り気でなかった心情に照らし、「セクハラ及びパワハラに当たる」と認定した。早大の責任については、1審同様に適切な学習環境を提供する義務を怠ったとした。
判決によると、原告の詩人、深沢レナさんは15年9月に渡部氏が教授だった現代文芸コースに合格。17年4月に渡部氏と2人での食事中に「卒業したら俺の女にしてやる」などと言われた。相談した別の教授からも「あなたに隙(すき)があった」と言われ、18年3月に自主退学した。
早大は18年7月、深沢さんからの申告に基づき、渡部氏のセクハラを認めて解任した。
(毎日新聞の記事から引用)


早稲田大学のぬるい対応にも批判が寄せられたのですが、早稲田大学の教授会などは学生を守ることより自分たち教員の既得権を守ることを優先したのでしょう。学生の1人や2人、教員のセクハラで退学しようと痛くも痒くもないと
それにしても才能ある若い女性が渡部直己やそれに類するヒヒジジイによって将来を奪われる事態は、何とも痛ましい限りです。日本の文化にとっても大きな損失です
また、大学がこうしたヒヒジジイの巣窟になっているのも悩ましいところで、教育改革のためには彼らを一掃しなければダメでしょう
長年、大学側と裁判で戦った深沢さんにすれば、これだけやっても99万円の損害賠償しか認められない現実に、失望したのかもしれません。おそらく弁護士費用だけで100万円以上かかっているはずです
ただ、諦めずに声を発し、戦い続けた彼女の勇気と意地は称賛に値します。こうして声を発し、戦わなければ現実は変わらないのですから
大学のみならず企業においても、学生や新入社員が入ってくると、「俺の女にしてやる」と考えるヒヒジジイが存在しており、「何をしても許される」と思い込んでしまうのは困ったものです
新入社員歓迎の飲み会で「どうでもいいような武勇伝」を披露し、「どうだ、すごいだろう」などと悦に入っているヒヒジジイがいたりします。そんな自慢話を聞かされても尊敬の念など湧きません。「イタイおやじ」に映るだけで

(関連記事)
早稲田大教授「オレの女にしてやる」発言で賠償命令
国公立大教員 5年間に78人がセクハラで処分
宮台真司 女子大生とラブホテル行き戒告処分
上智大元教授 学生を愛人にした裁判の結果
上智大元教授林道郎 愛人だった教え子に訴えられる
上智大教授林道郎 学生と不適切な関係で懲戒免職
早大女性准教授が男子学生にセクハラ 停職6カ月処分
早稲田大女性准教授が男子学生にセクハラ 訴訟に
筑波大教授 わいせつ行為で懲戒解雇
筑波大教授 女子学生へのわいせつ容疑で逮捕
京都大教授 女学生との不適切な関係で辞職
神奈川大准教授 下着泥棒で逮捕
立命館大でセクハラ 准教授ら相次いで処分
早稲田大教授、セクハラでクビ
教師の不祥事 研修や指導も限界
柔道金メダリスト内柴正人 セクハラで大学を懲戒解雇
福井大学「赤とんぼ」准教授不倫殺人 初公判
福井大学「赤とんぼ」准教授不倫殺人 懲役3年6月の実刑判決
香川の高校教師が強制わいせつ 被害者は自殺
香川の高校教師強制わいせつ事件2 その背景