伊東純也が告発女性相手に提訴 2億円賠償請求
芸能人、スポーツ選手を相手に性的被害を訴える事件が相次いています。西武ライオンズの山川穂高、ダウンタウンの松本人志、サッカー選手の伊東純也など週刊誌で報じられ、その後は裁判沙汰になる展開ですが、各件とも大きな違いがあります
ダウンタウンの松本人志は週刊文春を相手取り、民事訴訟を起こしています。が、被害者として週刊文春に登場した女性たちは松本人志を刑事事件として訴え出ているわけではありません
伊東純也は被害者を称する女性が刑事告訴し、週刊新潮がこの内情を記事にしています。伊東純也は刑事告発が虚偽であるとして逆告訴し、さらに被害者相手に2億円もの損害賠償請求を起こしています(伊藤純也の分は1億6千円で、後は一緒にいたとされたスポーツトレーナーの分)
白なのか、黒なのか外野の人間には判断できないため、裁判の行方を見守るしかありません
ただ、伊東純也のケースに関しては、告訴した女性側が損害賠償を請求されるとは思ってもいなかったのでは?
松本人志のケースと同じく、「民事に関しては伊東純也対週刊新潮の争いになるはず」と想定し、自分たちに直接賠償請求が来て慌てているのかもしれません。しかも請求額は2億円です。名誉毀損による損害賠償の場合、「1千万円を賠償しろ」と裁判に持ち込んでも、裁判所が認定する賠償額は10分の1くらいです
伊東純也の場合、スポンサー契約打ち切りによる実害として1億6千万円ですから、裁判の結果によっては5千万円~8千万円といった賠償を命じられるかもしれません
現代ビジネスに掲載された弁護士による記事では、伊東選手側が裁判所に提出した訴状は55ページにも及び、今回の虚偽の告訴によって生じた損害について詳細を明らかにしているのだとか
伊東選手は週刊新潮の報道当時、3社とスポンサー契約を結んでいた。しかし訴状によると、報道によって一部スポンサーとの契約は「直ちに終了」、他の会社についても契約終了の恐れがあるという。
そして訴状には、スポンサー社による次のような動きも記載されていた。
〈スポンサーとして起用したことで、企業の価値が大きく損なわれたと主張して、原告伊東に対して企業価値毀損分を損害として賠償を求める意向であるとのことである〉
加えて一部CMが放送できなくなった費用や、伊東選手のマネジメント会社からの損害賠償請求など、伊東選手が今後支払うことになるであろう「賠償金」の数々が訴状にずらりと並んでいる。
その総額は、1億6000万円を超えていた。
これに他の損害も足すと莫大なものになるが、今回はその一部として2億円を請求する。これが訴状の主張だった。
民事訴訟は「諸刃の剣」
私の印象としては、今回の記事を報じたのは週刊新潮なので、損害の全てについて女性側の行為と因果関係があるかどうかについては、裁判で議論になると思う。それでもこの訴状は、考えられる具体的な損害をすべて詳細に挙げることで、一つの記事がどれだけ広く影響し、どれだけの実損害を生むのかを訴えたかったのではないだろうか。
しかしこの民事訴訟は、伊東選手にとって「諸刃の剣」でもある。
女性側の性被害の訴えが正しかった場合は「女性側の訴えを押さえ込もうとした」としたとして、刑事事件などで伊東選手側の情状が悪くなる可能性が高い。伊東選手側は女性側を「虚偽告訴罪」で逆に告訴もしているので、女性側が正しかった場合には二重に心証が悪くなる恐れもある。
今回の民事訴訟についてどう捉えているか、女性側の弁護士に書面で質問した。しかし期限までに回答はなかった。
いずれにしても今回の民事提訴で、伊東選手側と女性側の対立はより抜き差しならないものになった。刑事告訴については捜査機関によって早期に何らかの方針が示されるかもしれないが、民事訴訟は最後まで戦えば1年以上はかかるだろう。サッカー日本代表の次の試合は3月21日のW杯アジア2次予選、対北朝鮮戦。伊東選手は合流することができるのか。
今回の報道を巡る一連の動きは、一つの記事が多くの人生を決定的に変えていくということを改めて見せつけている。一体この出口はどこにあるのだろう。
(現代ビジネスの記事から引用)
訴状が4ページだろうと55ページだろうと、問われるのはその真実性です
民事での損害賠償請求では、訴えられた側(刑事告訴した女性側)も訴訟を受けて立つ応訴しなければ、請求した側の言い分がそのまま認められ、判決で2億円の賠償金支払いを命じられます。なので、女性側も答弁書を作成して反論する必要があります
刑事裁判とは別の扱いになりますので、女性側は伊東選手らによって性的暴行を受けたと民事の裁判の場で立証しなければなりません
後はどれだけ具体的な証拠、証言を用意できるか、にかかってきます。週刊新潮は記事こそ掲載したものの、訴訟の当事者ではないので、女性側を支援する行動は取らないはずです
裁判の結果次第ではありますが、伊東選手側の弁護士はなかなか作戦家のようで、迅速かつ的確に次々と手を打っている感があります
アメリカのような訴訟社会が望ましいとは思わないですが、日本もこれまで表沙汰にしなかったトラブルがこうして法廷に持ち込まれるように変化してきたのだな、と思います
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