警視正の性的暴行事件 留置場で自殺

当ブログで繰り返し取り上げてきた、中国四国管区警察学校(広島市)の警視正岩本幸一被告(58)が県警広島中央署の留置施設内で自殺を図り、その後死亡したと発表されています。監房内には遺書とみられる書き置きが便箋に記されていたそうです
犯行が暴かれ追い込まれた状況で、このままでは執行猶なしの有罪判決を受け刑務所に収監されると判っていたのですから、警視正の階級にまで上り詰めた岩本被告が自殺を企図するのは予見できたはずです
自殺要注意者に指定し、監房の前に署員を貼り付け24時間の監視体制を敷くくらいの対処が必要だったのですが、何もしていなかったのか?
広島県警の重大ミスです


広島県警は不同意性交などで逮捕・起訴されていた岩本幸一被告(58)が、広島中央署の留置施設で死亡したと発表しました。
県警によりますと、17日午後8時19分に巡回中の警察官が留置施設内のトイレで意識不明の状態の岩本被告を発見。搬送先の病院で30分後に死亡が確認されました。
岩本被告は中国四国管区警察学校の警視正で、去年9月から10月にかけてマッチングアプリで知り合った5人の女性に警察官などと名乗り、ホテルで暴行をしたなどとして4回逮捕されていました。岩本被告はいずれの事件でも容疑を否認していましたが、一部の事件ですでに起訴され裁判が始まっています。トイレの中には遺書のようなものがあったということで、警察は発見の状況などから自殺とみて詳しく調べています。
広島県警の大野勝俊留置管理課長は「警察の施設内でこのようなことが発生したことは、ご遺族にお悔やみ申しあげます。施設内で発生したことは誠に遺憾です。再発防止のために原因について調査を徹底していきます。」とコメントしています。
(テレビ新広島の記事から引用)


言うまでもなく取り調べを担当する警察官と、留置場を担当する警察官とでは職務・職責が異なります。なので、取り調べの担当者がどのような思いで捜査に当たっていようと、留置場の担当者にとってはその他大勢の容疑者の1人にすぎないのであり、特段注意を払って監視しているわけではありません
何度も書いているように、警察署内でヘマをやらかした者や病気や怪我があって現場に出せない者を留置場勤務に回すので、このような失敗が繰り返される一面があります。また、愛知県警岡崎警察署では留置場内で担当者が暴行を繰り返し、容疑者を死亡させる事件をありました。愛知県警は警察署長たちに「留置場に足を運べ(留置場の運営に注意を向けろ)」と指示していたにも関わらず、岡崎署の署長は1度も留置場に足を運んでいなかったと報じられています
今回がどのような事情・背景があったのか不明ですが、自殺されたからには監視の隙をつかれたと言うしかないでしょう
警視正という幹部クラスの者が警察官の肩書を利用し、若い女性に性的暴行を繰り返すという警察組織に泥を塗る犯罪をしてのですから、きちんと立件して裁判を受けされることでしか汚名を洗ぐ手段はありません。しかし、留置場で自殺するのを許してしまったのですから、汚名の上に汚名を重ねる結果になったのであり、「警察は何をやってるんだ」と批判されて当然です
自分は法務省の矯正施設で、精神障害を疑われる被収容者の対面監視に就いた経験が数度あります(もちろん、途中で交代しながら24時間監視を続けます)。椅子に座ってただ眺めていればよい、というものではありません。喚き散らしたり、壁に頭を打ち付けたり(防護のためラグビーで使用するヘッドギアを被せています)する様を目にし続けるというのは精神を削られる思いがします。が、それも仕事であり、10分から15分ごとにその行動を記録し、次の勤務者に引き継ぎます
追記:別の報道によれば、広島県警は岩本被告を自殺要注意者に指定し、対面での監視を実施していたとされます。が、自殺されたのでは本当に対面監視をしていたとは思えません

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