中国メディア 「メッシが出場しない」とブチ切れまくる
世界最高のサッカー選手の1人、とされるリオネル・メッシ選手が所属するインテル・マイアミがアジアツアー(8日間でアジア各国を訪問し、4度の親善試合を行う)に出たものの、メッシは香港代表との親善試合を欠場し、物議を醸しました。強行日程ですから全試合に出場するのは不可能ですが、メッシのプレーを見たかった香港のサッカーファンにとっては大いに不満だったのでしょう。しかし、香港だけが騒ぐのはともかく、なぜか中国本土のサッカーファンも怒りの声を挙げ、中国メディアも煽り立てています
香港と中国はそれぞれ別にサッカー協会を有しており、「1つの中国」と言いながらもそれぞれ独立した組織として運営されています。なので問題はあくまで香港の問題であって、中国本土が騒ぎ立てる意味が分かりません
なお、香港代表との試合に出場しなかったメッシが、日本ではビッセル神戸との親善試合には出場しており、それを中国のサッカーファンは「屈辱」と受け止めているようです
(前略)
それが香港、そして中国本土にも伝わる。香港での試合の主催者は、「香港では出場しなかったメッシが日本で出場したことは、もう一発平手打ちをくらったようなものだ」とコメント。やはり、日本では出場したことが問題をこじらせた形だ。
ヴィッセル神戸との試合後、マイアミの監督はコメントしている。「メッシは前日の練習で調子がよかったので、出場することになった」と。だけど、香港や中国のファンは納得しない。
日本での試合出場でメンツの問題に発展
香港はイギリスの植民地だったから、サッカーは人気スポーツだ。中国本土でも、サッカーは一、二を争う人気のボールゲームだ。例えばワールドカップ、イングランドのプレミアリーグでは、中国代表や、中国人選手が出場していなくても、スタジアムのピッチサイドには中国企業の広告があふれている。衛星放送を観る中国のファンをターゲットに入れてのことだ。
メッシ騒動はさらに広がる。ついには、3月に北京などで開催が予定されていた、アルゼンチン代表対ナイジェリア代表、それにアルゼンチン代表対コートジボワール代表の2試合がキャンセルになった。北京市サッカー協会は10日、ホームページに、こんな声明を発表している。
“「多くのサッカーファン、ネットユーザーからメッシ選手は北京でプレーするのか、問い合わせが寄せられましたが、メッシ選手が出場する試合は現在、北京では予定されていません」”
「問い合わせ」とあるが、要は「アルゼンチン代表の試合をするな」「メッシを北京に入れるな」という圧力ではないだろうか。当然ながら「バカにされた」「コケにされた」というメンツの問題がある。日本での親善試合でメッシがゲームに出なかったら、ここまでの騒ぎになるだろうか。
言うまでもないが、中国では国際的な地位の向上によって、国民の間で大国意識が高まった。とりわけ、サッカーという競技そのものが国家意識をくすぐるものだ。
中国の近現代史は長く蹂躙され、民族としてのプライドが傷つけられてきた。そういう中で、今や大国になった。習近平主席もより強い国にしようと、国民に提唱してきた。そういう中で、「我々は日本より下なのか」という自尊心が損なわれたと感じたのだろう。どうしても、比較する対象が日本となると、中国人の感情が高揚しがちになる。
そして「メッシのチームは、香港でこんな扱いをしたのだから、ましてや本土でメッシも名前を連ねるアルゼンチン代表の試合を許していいのか」という思いがふくらんだ。SNSにはメッシに対し「二度と中国に来るな」といった批判が多数投稿されている。
(以下、略。RKB毎日放送の記事から引用)
以前、クリスチャーノ・ロナウド選手が韓国代表との親善試合に出場しなかった件があり、その時も韓国メディアが批判記事を連日掲載していました。なぜ、こうも面子にこだわり、「軽視された」と憤るのか理解不可能です
サッカー選手も人間ですからクラブが主催するツアーに引っ張り出されたとしても、連日のように試合に出るわけにはいきません。シーズン開始前の興行で負傷し、大事なリーグ戦を欠場するのは避けたいのですから
結局、ロナウド選手は韓国側に謝罪などしませんし、メッシ選手も謝罪などしないでしょう
香港での親善試合には「メッシ選手が出場すること」を条件に、「香港政府が補助金を出すとの約定があった」と興行主は語っています。が、こうなってはもう後の祭りです
中国政府が怒りの声明を発しようとも、インテル・マイアミが再び香港で試合をすることはありません。中国、香港以外の国からすれば、「何を騒いでいるんだ?」と言うだけの些細なトラブルでしょう
メッシの人間離れしたテクニック43連発!!
さて、大谷翔平の加入したドジャーズはシーズン開幕となるパドレスとの対戦を、韓国で2試合実施するとしてチケットが売り出されています
ただ、この2試合に大谷翔平が出場するとは決まっておらず、不参加ではないかとも噂されてます。大谷が参加しないとなれば、上記のメッシ騒動と同じく韓国メディアは大谷批判をこれでもか、と繰り広げるのでしょう
それでも試合に出る出ないは選手のコンディション次第であり、肘の故障を抱える大谷がシーズンを通して活躍するためには、敢えて寒い韓国での開幕戦をキャンセルする可能性は十分に考えられます。スポーツ選手は生身なのですから
ドジャーズとて、「大谷は必ず韓国での開幕戦に出場します」とは約束していません
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