ラーメン山岡家　ペロペロ男と動画撮影者（１６歳）: 夾竹桃日記

2024年02月12日

ラーメン山岡家　ペロペロ男と動画撮影者（１６歳）

釧路のラーメン山岡家での事件でペロペロ男が逮捕されたと先日、取り上げました。続報によれば動画を撮影してSNSに投稿した１６歳の少年も一緒に逮捕されたそうです

少年は内装工をしており、外川涼翔容疑者と知り合ってから行動をしばしば共にしていたようです。逮捕される前にメディアの取材に応じ、事件についてしゃべっています。ただ、SNSに動画をアップした経緯は「覚えていない」とぼかしており、何か理由なり事情を隠しているのかもしれません

逮捕され、何千万円という賠償請求をされた事例もある中、いまだ繰り返される『迷惑動画』。2月2日にも、埼玉・伊奈町のしゃぶしゃぶレストラン「しゃぶ葉　伊奈店」のアルバイト従業員が、閉店後に廃棄予定のホイップクリームを口の中に入れる動画を撮影、拡散されました。「しゃぶ葉」を運営する「すかいらーくホールディングス」は6日、厳正な措置を検討していると発表しています。

広報担当者によると、「日頃から従業員に食材管理・不適切行為に関するマニュアルルールを定め、教育指導を行っていて、2023年に迷惑動画が話題になり指導を強化した」ということですが、今回はアルバイト従業員の不適切行為でした。「本件を重く受け止め、さらに指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

1月には「ラーメン山岡家　釧路町店」で、客の男が水を入れる容器のフタを舐めるような動画を撮影し、拡散されました。威力業務妨害の疑いで20歳の男が逮捕され、動画を撮影しSNSに投稿した16歳の少年も逮捕されました。

逮捕直前の取材に対し少年(16)は、「同じような事件を知っていたので、拡散されて、まずいと思った」「フォロワーだけが見られるSNSに投稿した」「炎上を知った後に投稿を消したが、すでに別のSNSで拡散されていて、最初に拡散した人が誰かわからず何もできなかった」などと話したということです。

男(20)の知人によると、フォロワーが画面収録し、それを別のSNSに投稿し拡散、炎上したということです。少年(16)は「SNSにアップしたが、なぜ撮影したのか、なぜアップしたのかは覚えていない」とアップしたこと自体は認めていますが、男(20)は「ゴミを飛ばすために息を吹きかけた」と容疑を否認しています。

犯罪心理学者・出口保行氏は、「禁止事項をあえてすることで、『自分は社会にとらわれずルールも無視できる大きな存在である』と思われたい」「SNSは削除できると思いこみ、重大性に気付きにくい。過去の事件は『要領が悪い』と考えていることが多く、そのようなヘマをしないという歪んだ自信めいたものがある可能性も」と分析しています。

（読売テレビの記事から引用）

仲間内だけで動画を共有しウケを狙ったつもりが、外部に流出して慌てたという説明はほぼその通りなのでしょう

しかし、アップした動画をSNSから削除したとしても、すでに他の誰がが動画をコピーしていれば広く拡散されてしまいますし、それを食い止める方法はありません

なので最初からSNSに動画をアップするべきではないのですが、いくら説明されても危険性が理解されないのでしょう。皆が面白おかしい動画をアップしているのだから、それを禁止される理由が理解できず、かえって反発するのかもしれません

この問題についてテレビ番組では、「学校や家庭でしっかり教育すべき」と報じたところ、「なぜ学校で教えなければならないのか？なんでもかんでも学校で教えるべき、は違うだろ」との意見が出ています

教育＝学校と世間の大人は考えるわけですが、社会のルールや決まり、マナーなどすべて学校で教えるなどできません。教えるというより、自ら進んで学ぶべきなのではないか、と思います

インターネットの普及し始めた頃、インターネットの利用法やさまざまな決まり、トラブル対処法など教えてくれる人などおらず、学校でも取り上げていませんでした。すべて自分で学んだわけです。いまのこどもたちは誰かが教えないと学び得ないのでしょうか？

学校は年間の授業時間（コマ数）が決まっており、思いつきであれも教えてこれも教えてと授業時間を増やすことはできません。SNSの利用法を授業で教えるとなれば、他の授業を減らす必要が生じます

追記：釧路地検は逮捕した２人について不起訴処分にしたと報道されています。逮捕し、お灸をすえたというところでしょう

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ラーメン山岡家　ペロペロ男を逮捕

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