県営住宅放火殺人4 ペルー人被告初公判
愛知県半田市内の県営住宅で2015年、ブラジル国籍の姉妹を殺害したうえ、放火した罪などに問われているペルー国籍の男の初公判が開かれました。この事件については続報がないまま8年も経過しており、証拠不十分で不起訴のまま決着したのかと思っていました
8年かけてようやく公判に漕ぎ着けたわけで、捜査関係者は相当苦労したものと推測します
ラ・ロサ・ビテ・エドガルド・アントニー被告は別の事件(無免許運転+覚醒剤事件?)で逮捕・起訴された後、刑務所に服役していました。ただ、名古屋入国管理局が刑務所から出た際に身柄を拘束していたため、ペルーへの帰国を阻止できました。ペルーに帰国してしまったら処罰できなかったでしょう
ラ・ロサ・ビテ・エドガルド・アントニー被告は別の事件(無免許運転+覚醒剤事件?)で逮捕・起訴された後、刑務所に服役していました。ただ、名古屋入国管理局が刑務所から出た際に身柄を拘束していたため、ペルーへの帰国を阻止できました。ペルーに帰国してしまったら処罰できなかったでしょう
8年前、愛知県半田市の県営住宅で、ブラジル国籍の姉妹を殺害したなどの罪に問われているペルー国籍の男の初公判が開かれ、起訴内容について問われた男は、何も答えませんでした。
起訴状などによりますと、ラ・ロサ・ビテ・エドガルド・アントニー被告(37)は2015年12月、愛知県半田市の県営住宅の一室でブラジル国籍の姉妹、ミシェリさん(当時29)とアケミさん(当時27)の首を圧迫して殺害し、遺体とその周辺にガソリンをまいて火を放ち焼損した罪に問われています。
アケミさんの内縁の夫だった、ラ・ロサ・ビテ被告は、22日の初公判で起訴内容について問われると、黙り込んで何も答えませんでした。
検察側は、「事件当時被告はまさに現場にいた。精神疾患などはなく合理的な行動をとっていた」などと指摘。
一方、弁護側は「2人(被告とアケミさん)とも覚醒剤を使っていて、別の人物に恨みをかってもおかしくない状況だった。仮に犯人であった場合でも、幻覚や精神疾患などが影響を及ぼした可能性がある」などと、起訴内容や責任能力について全面的に争う姿勢を示しました。
(中京テレビの記事から引用)
当ブログで2015年の放火殺人についての報道を取り上げていますので、犯行の詳細はそちらを参照願います
経緯を整理すると、県営住宅でブラジル人姉妹を殺害した後、ラ・ロサ・ビテ被告はアケミさんのこどもを連れ出し彼女の車を運転して現場を離れ、その後名古屋市内を猛スピードで暴走しているところを確保されています。この時、覚醒剤を使用していたのかもしれません。警察・検察は放火殺人での立件に時間がかかると見て、ラ・ロサ・ビテ被告を無免許運転など別件で起訴したのでしょう。そして刑期を終えて刑務所を出たラ・ロサ・ビテ被告を逮捕し、立件に至ったという流れです
さて、ラ・ロサ・ヒデ被告は公判では黙秘を貫いたようですが、おそらく取り調べでも黙秘したままだったのかもしれませんただ、県営住宅の建物から出火した直後にラ・ロサ・ビテ被告が車で走り去ったとの目撃証言があり、なおかつ防犯カメラにもその姿が映っていたとの証拠があります。たまたま第三者がブラジル国籍の姉妹を殺害し、現場から逃走した(防犯カメラにも映らないルートで)…と主張して弁護するのは無理筋でしょう
また、犯行当時、ラ・ロサ・ビテ被告が精神疾患だったという弁護人の主張も根拠はないはずです
2人を殺害し、県営住宅に放火するという凶悪さ(他の住民を巻き添えにする可能性もありました)ですから検察は死刑を求刑するものと予想されます
2人を殺害し、県営住宅に放火するという凶悪さ(他の住民を巻き添えにする可能性もありました)ですから検察は死刑を求刑するものと予想されます
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