空飛ぶバイク開発会社 夜逃げ発覚
世界初の空を飛ぶバイクを開発していると謳っていたベンチャー企業が、賃貸料も支払わずバックレた(夜逃げした)と報道されています
まずは経済ニュースのダイヤモンド・オンラインの記事を御覧ください
A.L.I.Technologies代表取締役社長の片野大輔氏が未来を見据えるようなポーズで写真に収まっています
世界を驚かせた「空飛ぶバイク」は2022年発売、日本発のスタートアップが開発に取り組むワケ
ところが記事で未来の勝ち組企業であるかのように持ち上げられた時点で、会社経営には赤信号が灯っていたと事情通の人たちがSNSで明かしています。経営陣は技術に疎い投資家たちが占め、片野社長自身も技術屋ではなく投資家です。2022年に空飛ぶバイクを売り出すと宣言していたにも関わらず、リストラで従業員を片っ端から解雇し、経営資金のやりくりに四苦八苦していたともSNSには書かれています
さて、読売新聞の記事ではこのA.L.I.Technologies社に廃校となった中学校校舎を貸し与えていた山梨県身延町が、賃料が未納になっていることへの対処として、訴訟を準備していると報じられています
実際にA.L.I.Technologies社が身延町の中学校校舎から社員や設備を引き上げたのは昨年9月だったとされ、身延町の対応の遅さを指摘する声もあります
山梨県身延町が、閉校した中学校の校舎を貸していた新興企業に対し、賃料の請求や校舎の明け渡しを求める訴訟を起こす方針であることが分かった。校舎はこの企業が開発する「空飛ぶバイク」の開発拠点として使われてきた。関係者によると、今年度分の賃料が払われず、会社側と連絡がとれなくなっている。町は、12日に開会する臨時町議会に関連議案を提出する予定。
町は2022年5月から25年4月までの3年契約で、閉校した旧久那土中の校舎を、都内の新興企業に貸している。同社は、校舎と敷地を空飛ぶバイクの開発のために使ってきた。
関係者によると、賃料は年間一括払いで、22年度分の賃料は支払われた。しかし、昨年秋、23年度分の支払いを求める文書を送ったが、そのまま戻され、電話も通じないという。
町が訴訟で請求するのは数百万円で、賃料のほか、賃借契約の解除、実験スペースの使用許可取り消しなども求めるとみられる
町は取材に対し、「議会前なので詳細を明らかにできない」としている。
空飛ぶバイクは、ドローンと同じ仕組みで、人が乗って飛行できる。同社が21年秋に静岡県内で披露し、未来の乗り物として注目された。同社が、新たな開発拠点を探す中で町内を視察し、旧久那土中を借りることを決めた。
11日に旧久那土中を確認したところ、人の姿は見られず、「関係者以外立入禁止」の貼り紙が随所に貼られ、門は閉められていた。
また、同日、登記されている東京都港区の本店所在地を訪れると、ドアは閉めきられ、ノックしても室内から応答はなかった。
同じビルで働いているという男性によると、昨年の夏頃から出入りする人を見かけなくなったという。この男性は、「取引先だという人たちが訪ねてきて、『急にいなくなって困っている』などと話していた」と語った。
(読売新聞の記事から引用)
自信満々でダイヤモンド・オンラインの取材に応じた片野社長はどこへ隠れているのでしょうか?
事業が失敗するのは珍しくなく、リスクがあるのは当然です。が、連絡もなしに夜逃げするようでは信頼も仁義も足蹴にするようなものです
上記の記事を読む限り、部品など納品していた会社への支払も踏み倒した状態と思われます
ベンチャー企業の経営者、若くて優秀な人物とスポットライトを浴びても、これでは評判もガタ落ちでしょう。A.L.I.Technologies社は三井住友海上グループ、京セラ、三菱電機、JR西日本イノベーションズなどから総額23億円の資金を調達していたのだとか
逃げ隠れせず、姿を表して後始末をきちんとつけるのが経営者の責任なのでは?
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