浄霊協会 わいせつ行為とデタラメな主張
「一般社団法人浄霊ヒーリング協会」(あくまで一般社団法人であり、宗教法人ではありません)の代表理事関伸太郎容疑者は、今年9月、横浜市西区のホテル客室で、同市中区に住む中学3年の女子生徒に性的暴行を加えた疑いで逮捕されています
なお、その逮捕直前、警察の捜査が自分に迫っていると自覚した関容疑者は信者たちに、「霊感商法で訴えられている。教団を解散しないと皆さんたち(信者)も加害者にされてしまう」などと虚偽の説明をしていた、と報じられています
捜査の手が間近に迫る中で発したシャバでの最後の言葉。そこから浮かび上がるのは、「自己保身」とカネに汲々とする男の姿だった。
「今後のことについてみなさんにお伝えしたいことがあります」
関容疑者が代表理事を務める「一般社団法人浄霊ヒーリング協会」の会員に向け、こんな連絡が届いたのは12月10日のことだった。
団体の関係者がこう明かす。
「日曜日の夜のことです。ズーム会議を開くと連絡を受け、一体何があったのか、と慌ててオンライン会議に参加しました。そこでいきなり、団体の解散が告げられたのです」
関容疑者が神奈川県警に逮捕されたのは、この会議から3日後の12月13日。その日には、インスタグラムやX(旧ツイッター)といったSNSのアカウント削除や団体のホームページを閉鎖するなど、インターネット上から自身の痕跡を消すような動きもみせた。
会員向けの緊急オンライン会議は、まさに会員に向けた最後の弁明の場だったわけだが、そこでは何が語られていたのか。以下にその全容を公開する。
「じゃ、最初からね、お伝えしますね。まず、あの~、浄霊ヒーリング協会がですね、今、霊感商法で訴えかけられているので…、一旦、明主様の身を護るためにも、みんなのためにも、今すぐ解散、廃業をしないと、皆さんがね、一生懸命、浄霊やペンダントをお伝えした人たちまでもが加害者という立場になってしまう可能性があるんですね」
会議の冒頭でいきなり「解散」「廃業」を宣言した関容疑者。その理由として挙げたのが、「霊感商法で訴えかけられている」という主張である。
関容疑者は、団体内での信仰の対象となっている「明主様」、さらには会員らを「護るため」の措置としているが、自身が女子中学生に性的暴行を加えたことについては一切触れなかったという。
関容疑者はさらにこう続ける。
「このまま活動を続けていくと、皆さんや、皆さんのご家族にもご迷惑をおかけしてしまう恐れがあるため、今月に解散して、浄霊協会を廃業届を出すということですね。ま、ここにいらっしゃる方々は、一生懸命、神様研修、ダンスや歌やさまざまな練習をして、発表会を楽しみにしていた人たちもたくさんいると思うんですけども、神様研修も一旦、今回は、ちょっとね、なしになる。皆さんが一生懸命がんばって、ここにいる全員の方々がね、ものすごく、心を込めて練習をしていたんですけれども、ちょっと、そういう結果になってしまった」
(中略)
そして、関容疑者の本性があらわになったのは、自身が会員らから集めたカネに言及した部分である。
「さまざまな処理にね、結構お金がかかるので、ま、今ある資金はね、もうマイナスになって、お金がもう続かないので、廃業するため、返金対応はできかねるんですね」
関容疑者はその後、逮捕のXデーに備えて、YouTubeでも会員への呼びかけを行っていた。オンライン会議で明かした団体の解散の経緯などについて触れた一方、こんな言葉も残している。
「今までですね、うまくいきすぎたんですね、この3年間。浄霊の奇跡で、どんどん人がよくなっていって、救われていって、いろんな人たちが感謝の想いが結集して、スクエア(支部)がどんどん発展していき、人が増えていき、子どもも含めると2000名以上の方々が携わっていただいて。ま、うまくいきすぎて、私がね、過信していたのかなって。慢心して、過信して、自分自身が心を失っていってたんじゃないかというように思うんですね」
(以下、略。集英社オンラインの記事から引用)
新興宗教ビジネスが当たれば思いがけず信者が増え、金が集まり、その従順な信者(女性)に対して「手を出しても構わない」とか、「オレの言いなりになっている」などと不埒な考えを抱くのかもしれません
もちろん霊能力など皆無で浄霊などできるはずもなく、霊能力者のフリをしているだけの男です
こんなつまらない男に騙されないよう、ホイホイと他人を信じるのはやめましょう。宗教を装う活動のほとんどはインチキであり、金を集めるのが目的だと判断して間違いありません
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