同志社大アメフト部強姦事件　４被告に懲役３年６月の判決: 夾竹桃日記

2023年11月21日

同志社大アメフト部強姦事件　４被告に懲役３年６月の判決

酩酊した女子大生を家に連れ込み、性的暴行を加えたとして起訴されていた同志社大学アメリカンフットボール部員４人に対し、京都地裁は懲役３年６月の有罪判決を言い渡しています（求刑は懲役５年）

懲役３年を超える有罪判決の場合、執行猶予がつくことはありません。４人とも執行猶予付き判決を求めていたわけですが。それならば最初から罪を認め、被害者と真摯に示談交渉を進めればよかったものを。４人の被告は「合意があった」とか、「認識の違いだ」などと開き直り、「裁判に持ち込んでも勝てる」などと甘い見通しをもっていたため、この結果になりました

大学生だからといって何をしても許されるはずはなく、厳しく責任を問われた上に反省が足りないとの趣旨で実刑になったものです

同志社大学アメフト部の元部員4人が、女子大学生に酒を飲ませ性的暴行を加えた罪に問われている裁判で、京都地裁は4人に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。

起訴状によりますと、同志社大学・アメリカンフットボール部に所属していた、片井裕貴被告（22）、山田悠護被告（22）、牧野稜被告（23）、濱田健被告（23）の4人は、去年5月に京都市内のバーで女子大学生（当時20）に酒を飲ませ酩酊状態にした上で性的暴行を加えた罪に問われてました。

これまでの裁判で4人は起訴内容を認めていました。

弁護側は「反省している」などとして、執行猶予付きの判決を求めていました。

検察側は懲役5年を求刑していました。

21日の判決で京都地裁は、「酩酊状態で正常に歩くこともままならない被害者を連れ込み、4人で代わる代わる性的暴行を加えるなど卑劣で悪質な犯行」と指摘。

さらに、「被害者本人の意思を確認せず犯行に及び、ふざけあって撮影するなど被害者の人格を一顧だにしない態度は強い非難に値する」として、4人に対し、いずれも懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。

同志社大「事件を重く受け止め、再発防止に取り組む」4人は退学処分

同志社大学は判決を受けて次のようにコメントしました。

「創立以来「良心教育」を建学の精神としている大学として、この事件を極めて重く受け止めており、二度とこのようなことが起きないよう、ハラスメントやコンプライアンスの研修会、人権の尊さを見つめ直す機会の提供を継続しており、これらの学びを正課教育においても盛り込んでいるところです。引き続き、学生が健全な学生生活を送ることができる環境を整え、再発防止に取り組んで参ります」

（MBSニュースの記事から引用）

大学卒業目前で就職先も決まっていたようですが、退学処分になった挙げ句に刑務所行きです

いまさら「ナンパのつもりだった」とか、「ノリでやってしまった」などと弁解しても通用しません

親御さんは彼らが刑務所行きになることを思って大学へ進学させたはずはなく、こんな始末になるとは想像もしていなかったはずです。が、誰かを恨んだり、誰かのせいにするのは大間違いです。彼ら自身の行動の結果なのですから

ここ最近、日大のアメフト部の学生、朝日大学のラグビー部の学生、近畿大学の剣道部の学生、早稲田大学相撲部の学生と逮捕が相次いでいます。大学生という身分は特権でも何でもなく、犯罪に走れば逮捕され、その後の人生に重大な影響を及ぼします。

話を戻して、４人の被告は控訴するのでしょうか。控訴しても有罪判決が無罪になったりはしません。裁判中の身では就職もできません。裁判の結果を待つため時間を費やすのは人生の無駄でしょう。判決を受け入れ、刑に服するところから再出発が始まります

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