伊那市強盗殺人 85歳女性殺害で容疑者逮捕
2022年12月、長野県伊那市の住宅で85歳の女性が殺害された事件で、長野県警は被害者の通帳を家から持ち出し、自分の口座に350万円を振り込ませようとした男を容疑者と特定し、逮捕しています
逮捕されたのは橋爪亮太容疑者(28)で、被害者の通帳と印鑑を所持していたとされますので、強盗殺人を疑われるのは当然です。橋爪容疑者が金融機関の窓口を訪れ、被害者の孫を装って偽造した委任状を出し、350万円の振込を依頼したのが殺害直後(昨年12月)であり、その後詐欺容疑で逮捕しています。強盗殺人で逮捕されたのは今年の11月ですから、強盗殺人の容疑を固めるのに随分と時間が経っています。つまりは強盗殺人を立件するだけの証拠固めに手間取ったのでしょう
長野県伊那市で2022年12月、80代の女性を殺害し、通帳などを奪った疑いで20代の男が逮捕された事件で、男は取り調べに対し、逮捕直後は黙秘していたことが新たにわかりました。
強盗殺人の疑いで逮捕された、伊那市西箕輪(にしみのわ)の整体師・橋爪亮太容疑者28歳は、10日朝、検察庁に身柄を送られました。
調べによりますと、橋爪容疑者は2022年12月1日から2日までの間に、伊那市西箕輪の住宅で、この家に一人で住む、原貴努代(はらきぬよ)さん当時85歳の首を絞めて殺害したうえ、通帳や印鑑などを奪った疑いが持たれています。
警察は、捜査に支障があるとして橋爪容疑者の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、逮捕直後の取り調べに対し「黙秘します」と供述していたことが、新たにわかりました。
橋爪容疑者は、以前勤めていた会社から、営業で得た現金などおよそ1,200万円を着服していて、警察は金に困って犯行に及んだ可能性もあるとみて、調べを進めています。
(信越放送の記事から引用)
調べによりますと橋爪容疑者は2022年12月1日の午後6時19分から2日の午後0時32分までの間に、殺意を持って原さんの首を絞めて殺害し、原さんの通帳と印鑑などを奪った疑いです。
認否については「捜査に支障がある」として、明らかにしていません。
橋爪容疑者は原さんの遺体が見つかる前日に駒ヶ根市の金融機関で偽造した委任状と原さんの通帳を使って自分の口座に現金350万円を振り込ませようとしたとして詐欺未遂の罪で起訴されていて、現在、公判中でした。
捜査本部は橋爪容疑者が原さん殺害についても事情を知っているとみて慎重に捜査を進めていました。
関係者への聞き込みや防犯カメラの映像などから犯行を特定したとしています。
同級生などによりますと、橋爪容疑者は現場近くの小中学校に通い伊那市内の高校に進学。2019年ごろから地元の農機具販売やリフォームを請け負う会社で営業を担当していました。
原さんの自宅のリフォームも担当していたということです。
(長野放送の記事から引用)
リフォーム会社に勤務していた橋爪容疑者は会社の金1200万円を着服し、その返済を迫られていたとのことです。返済期限が設定され、それまでに金を返せば刑事告発はしない、との条件だったのでしょう
ならば、その着服した金1200万円は何に遣ってしまったのかが気になります。28歳の若者が1200万円も注ぎ込むとなればギャンブルでしょうか?
返済に追われた挙げ句、強盗殺人では話になりません。より悪い選択をしているわけで
さて、橋爪容疑者は何を思って黙秘しているのでしょう。黙秘していれば神風が吹いて自分が無罪になるとでも思っているのか?
ここで黙秘しても裁判で無罪になる可能性は皆無に近く、むしろ進んで自供し、速やかに取り調べが進むよう協力するべきではないのか、と言いたくなります
情状酌量の余地もない犯行ですし、無期懲役が求刑されるほど犯情が悪い事件です。せめて自供して事を明らかにするのが被害者への償いでしょう
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