映画「アントニオ猪木をさがして」大コケ

デイリー新潮が映画「アントニオ猪木をさがして」を大コケだと記事にしています。もともと全国130館規模での公開なので大ヒットを狙ったものではなく、アントニオ猪木ファンを観客に予定し「そこそこ観客を集めればよし」との企画だったのでしょう
しかし、映画館によっては観客が3人だけ、という厳しい状況だったようで、想定していたよりも反響が乏しいようです


髙田延彦も酷評…福山雅治、安田顕も出演の映画「アントニオ猪木をさがして」が、熱狂的な猪木ファンから拒絶される理由
昨年10月1日に79歳で亡くなった、プロレス界のスーパースター・アントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画「アントニオ猪木をさがして」が10月6日から、全国約130館で公開された。
映画はレスラーのみならず、実業家や政治家としても活動した猪木さんの軌跡を、その人柄を知るさまざまな人物へのインタビューや、ファン視点による再現ドラマ、そしてアーカイブ映像を通してまとめている。熱狂的なファンを中心に、多くの観客が劇場に足を運び、ヒット作になりそうな予感はあった。
ところが公開初週の10月6日(金)から8日(日)の「国内映画ランキング」(興行通信社提供)ではトップ10圏外。はっきり言えば惨敗である。その後もランキングはトップ10に入らず(10月27日現在)、「興収的には厳しいのではないか」(映画担当記者)という。
そんな折、映画への不満を表明したのが、猪木さんに憧れて新日本プロレスに入門した愛弟子で、元プロレスラー・格闘家であるタレントの髙田延彦(61)。10月21日に自身のインスタグラムを更新し、《俺個人の見解》としたうえで、《こりゃないわな! スーパーヒーローを満喫! 出来ず。何度席を立とうとしたか。観る側に何を伝えたかったのかサッパリ分からん》と私見をつづった。
さらに、ファンのコメントに返信する形で、《観客は私を含めて3名でした。狙いは相変わらずで大功労者である猪木さんを使った新日本のプロモーション動画でした。プロモにもなっていませんが笑! ここまで酷いのは中々無いですね》などと酷評したのである。
髙田の意見に対して、新日本所属の永田裕志(55)は、自身のX(旧ツイッター)に髙田の写真を貼り付け、《老害!! 》と反発したが、ネット上では、髙田の意見を支持する意見が多く見受けられる。
108分で猪木の生涯を描けるのか
例えば、映画情報サイト「映画.com」には70件ほどレビューが寄せられ、採点は5点満点中で2.7(25日現在)。
《猪木探したら迷子にされた》
《観る価値なし》
《あんまりよくなかった》
《エンドロールが最大の見せ場》
などなど、髙田と同じような感想が並ぶ。
「一緒に鑑賞した、同年代のファンは涙を流すほど感動していました。ですが、映画の製作を手掛けたのは芸能事務所アミューズで、新日本選手のマネジメント権を持っています。プロレスを真に分かっていない人が持つ利権のにおいがして、とても感動できる作品ではありませんでした。時間もわずか108分と短く、それで猪木さんの生涯を振り返ろうというのが難しいと思いますね」(40代の元プロレス担当記者)
(以下、略)


自分はアントニオ猪木のファンではありませんし、政治家アントニオ猪木もまったく評価していません。特に、幾度も北朝鮮へ渡航した挙げ句、「拉致問題解決で幸せになれるんですか?」などと詭弁を弄し、拉致問題解決を抜きにして北朝鮮と国交を樹立すべきとの主張には憤りを感じたものです
アントニオ猪木が北朝鮮へ渡航し、拉致被害者を1人でも2人でも連れ帰ったならともかく、「拉致問題を棚上げにしろ」との主張は北朝鮮政府の言い分そのままでしょう。北朝鮮の工作員にでもなったのか、と疑いたくなります
プロレスラーとしては成功者であっても、政治家としては三流以下でした
この手の映画は、人物の生涯を短時間で描けるはずはなく、どこかに焦点を当てて「その人となり」を切り取って見せるしかないのですが、脚本もあまり練られていなかったのでしょう。そもそも108分で猪木の生涯を描く必要などないのです。また、何人ものプロレスラーに「アントニオ猪木の偉大さ」を語らせる手法も、うまくはいかなかったようです
テレビのゴールデンタイムなら視聴率は10%で、ぎりぎり合格だったかもしれませんが、映画館へ出向いてチケットを購入してまで観ようという気にはなれなかったのでしょう。映画ではなくテレビ向けの企画とするのがベターだったように思います

映画『アントニオ猪木をさがして』

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