絵画教室で盗撮 磯貝被告の初公判
大阪で複数の絵画教室を展開している「磯貝文子絵画教室」の代表だった磯貝享平被告は、教室のトイレなどで盗撮を繰り返したとして逮捕、起訴されています。教室の名前が「磯貝文子絵画教室」となっているので息子なのでしょうか
この絵画教室はシニアからこどもまで対象とした絵画指導を実施するとともに、美術系大学を目指す高校生への実技指導も実施していました
スイミングスクールや学習塾での盗撮、不同意わいせつ事案など相次ぎ、習い事にこどもを通わせる親御さんとしては心配が尽きません
絵画教室のトイレで少女が盗撮された事件で、児童買春・児童ポルノ禁止法違反で起訴された絵画塾元代表の被告の男（３８）（大阪市北区）が、別の教室や絵画塾でも盗撮を繰り返していたことが捜査関係者への取材でわかった。初公判が２４日、大阪地裁であり、男は起訴事実を認めた。
男は今年１月と３月に計２回、大阪府内の絵画教室のトイレで、スマートフォンのカメラなどを使い、教室に通う少女を動画で撮影して保存したとして、７月に同法違反容疑で府警に逮捕された。
男は事件当時、美術系の高校・大学を目指す中高生らが通う絵画塾の代表を務め、子供らが趣味などで学ぶ絵画教室の講師もしていた。
捜査関係者によると、府警のその後の捜査で、男が２０２１年５月以降、府内の絵画教室のトイレや、自身が代表を務めていた絵画塾などで計８回、着替えている少女や、少女のスカート内などの盗撮を繰り返していたことが判明。大阪地検は今年８～９月、同法違反や府迷惑防止条例違反で起訴した。
この日、男は黒のスーツとネクタイで出廷。高橋里奈裁判官に職業を聞かれると「今は無職です」と答え、起訴事実に間違いがないか問われた際には、「ないです」と述べた。
公判で検察側は、複数の少女の動画や画像が男のスマホに保存されていたことを明らかにした。
弁護側は起訴事実を争わない方針を示しており、今後、情状酌量を求めるとみられる。
絵画塾が説明しなかった理由「混乱を防ぐため」
男は保釈後、事件現場となった絵画塾に出入りしていた。
関係者によると、男は起訴後に保釈され、９月頃、絵画塾に姿を見せていた。保釈後、事件のことを知らされないまま指導を受けた生徒らもいたという。
男の逮捕は、今月１３日の読売新聞の報道で明らかになった。関係者によると、絵画塾は同１５日、塾に通う生徒や保護者向けの説明会を開き、男が出席して謝罪。事件について明らかにしなかった理由を「混乱を防ぐため」と釈明したという。
保釈後も塾に出入りしていたことについて、絵画塾は「何も答えられない」と回答している。
教育現場のコンプライアンスに詳しい坂田仰・日本女子大教授（教育制度論）は「塾は、子供を危険な目に遭わせないという倫理的責任がある。わいせつ事件で公判になっていることを踏まえれば、被告が子供と接する行為は控えるべきだった。事件のことを親に早急に伝えなかったことも問題だ」と指摘した。
（読売新聞の記事から引用）
読売新聞は被告の名前を伏せた記事ですが、毎日新聞は実名で報道しています。実名にするかしないか、新聞社ごとの判断なのでしょう
ほとんどの報道では絵画教室の名も伏せられたままです
さて、上記の記事では「情状酌量を求めるとみられる」と書かれていますが、いったいどのような情状があるのでしょうか？
逮捕されたのが初めてであれば初犯として扱われ、「１回目なのだから執行猶予を付けましょう」となります。が、磯貝被告の犯行を見れば、過去にも同様に犯行を繰り返していたのではないか、と疑いたくなります。前科はなかったのでしょうか？
別の記事では、起訴後に余罪が発覚しており、１０月末にも追起訴されると書かれています。捜査段階ですべて自白していたのかすら疑わしくなってきます。ほかに「盗撮しないと死んでしまう病気だった」とか、特別斟酌すべき事由があるとも思えません
結論からすれば裁判所は実刑ではなく、懲役３年執行猶予５年といった判決を下すと思われます。が、執行猶予期間中にまた盗撮をするのでは？
盗撮という行為に取り憑かれ、依存症に陥っているものと推測されるわけで、性依存症のクリニックに通って治療を受ける必要があると思慮します。ただし、依存症の人の多くは自分が依存症だと認めませんし、治療の必要性を認めようとはしないので厄介です
追記：磯貝被告に対し、検察は懲役１年６月を求刑しています。被害者のうち、１人とは示談が成立しているのだとか。判決は懲役１年６月執行猶予３年でした
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