滋賀医科大学強姦事件 被告2人懲役8年と7年求刑

長い裁判にようやく終りが見えてきました。滋賀医科大学の学生3人による強制性交事件の裁判で、片倉健吾被告に懲役8年、木下淳弘被告に懲役7年がそれぞれ求刑されています。判決は来年1月25日に予定されているのですが、なぜそんなに先延ばしされているのか謎です。短くて翌週、長くても1か月後というのが慣例です。先に判決を受けた長田知大被告被告は懲役5年6月で、これを不服として控訴審で争っています。長田被告としては何が何でも執行猶予付き判決がほしいのでしょう。強制性交をしておいて刑務所に入るのは嫌だ、というわけです。「小学生か」とツッコミたくなります
さて、片倉被告も木下被告も「強制ではない。同意の上での性交だった」と主張し、無罪判決を求めています。そのため、公判では被害者が嘘の供述をしていると批判したり、警察が犯罪だと決めてかかり強引な捜査を展開したのが問題だ、などなど全面対決の姿勢に終始しています


滋賀医科大生の男3人が女子大学生を集団で乱暴したとされる事件で、強制性交罪に問われたA被告(26)とB被告(28)の論告求刑公判が16日、大津地裁(谷口真紀裁判長)で開かれた。検察側はA被告に懲役8年、B被告に同7年を求刑、弁護側は無罪を主張し結審した。判決は来年1月25日。
起訴状によると、B被告とC被告(26)=一審で実刑判決、控訴中=は昨年3月15日夜、大津市内のC被告宅のマンションで、B被告が携帯電話で動画撮影をする中、C被告が女子大学生(23)に乱暴。引き続きC被告が動画撮影しながら、C被告とA被告が代わる代わる乱暴した、としている。
女子大学生が意見陳述し「何度も嫌だと言ったことを分かっていたはず。(法廷では)女性を性欲を満たす道具としか見ていない考えが透けて見えた。できるだけ長く刑務所に入ってゆがんだ考えを直してほしい」と厳罰を求めた。検察側は「被害者は積極的に性行為を望んでいたと被告2人が証言したことで、被害者の尊厳が再度傷つけられた」と非難した。
A被告の弁護人は「動画の拡散を防止するために被害を訴えた事件で、強制性交という結論ありきで立証した」、B被告の弁護人は「(性行為が)無理やりだと信じてもらえなければ捜査が止まってしまうため、被害者にとってこの日の出来事は全て強制されたものでなければならなかった」と主張した。
(京都新聞の記事から引用)


いつもは実名で報道するケースが多い京都新聞は匿名扱いの記事で、いつも匿名扱いで報じるケースが多い毎日新聞は実名の記事になっています。まあ、新聞社それぞれの判断なのでとやかく言うつもりはありません
被告3人の「医師を目指した人生がダメになってしまった」と嘆く気持ちは想像できなくはないものの、同情する気にはなれません
滋賀医科大学の大多数の学生は強制性交罪で起訴されたりはせず、地道に勉学を続けて医師になっていきます
医師を目指す以上、人並みの倫理観は必要です。倫理観を欠いた3人に医師を目指す資格はありません
それとも刑務所を出た後、どこかの私立医大に入学して再び医師を目指すのでしょうか?刑務所を出るときはそれぞれ30歳を越えていると思いますが
追記:片倉被告に対し懲役5年。木下被告には「犯行の様子を撮影するなど積極的に加担しているが、結果的に被害者に性的な接触をしていない」などとして懲役2年6か月判決を言い渡しています

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