岡山女児虐待死を考える 公判で明かされた虐待
岡山市で当時6歳だった西田真愛ちゃんを虐待し死亡させたとして、逮捕監禁致死と強要などの罪に問われている交際相手、船橋誠二被告(40)の裁判が始まっています
初公判で船橋被告は起訴状にある犯罪容疑を認めています。起訴状内には船橋被告が繰り返した虐待の様が盛り込まれており、なんとも陰惨にして執拗な犯行が明らかになりました
検察側は冒頭陳述で、マッチングアプリで西田被告と出会った船橋被告が、西田被告の生活全般に関わるようになり、真愛ちゃんが家で食事をすることや排せつをすることを制限したり、殴る蹴るなどの日常的な虐待を繰り返していたと指摘した。
証拠の1つとして提出されたのが、船橋被告が西田被告の家のリビングと寝室に設置していた“見守りカメラ”の映像だった。そこには、昼夜問わず船橋被告が真愛ちゃんに行う虐待行為の様子が残されていた。
2021年9月8日から9月25日の映像には、「船橋被告が真愛ちゃんを殴る、蹴る、噛む様子」「真愛ちゃんが椅子に置いたポリタンクや鍋の上に立たされた状態でうずくまって寝たり、バランスをとりながら食事をする様子」「真愛ちゃんが鍋ごと椅子の上から落下するも、再び自ら椅子の上に立ち続ける様子」「真愛ちゃんの顔面を尿の付いた布で強く拭う様子」が映っていた。
また、「真愛ちゃんにどんぶりを持たせ、『ご飯とパン、出して』『指入れて頑張ってね』などと嘔吐(おうと)するよう要求し、真愛ちゃんが自ら口に指を入れる様子や、船橋被告が嘔吐物を確認し、『全然出てないな』と発言すれば、真愛ちゃんは船橋被告が去っても嘔吐を続ける様子」などもあった。
そして真愛ちゃんは、船橋被告からの命令に従い、時には真愛ちゃんが船橋被告を見つけ、ズボンをつかみ直立不動になる姿も残されていた。
その間、母親の西田被告は、虐待されている真愛ちゃんの近くを通過するも、助けることなく船橋被告の虐待を容認する姿が確認された。
(以下、略。FNNプライムオンラインの記事から引用)
船橋被告は母親の西田から「しつけを頼まれた」などと主張しているわけですが、他方で西田被告の気を引き自分に依存させようという下心が垣間見えます。船橋被告は既婚者でこどもがいるのですが、マッチングアプリを使って西田被告と知り合い、その家に出入りするようになっています。いわば、西田被告を愛人としてキープしておきたかったのでしょう
別の報道では以下のように、船橋被告の供述を記事にしています
子供たちが言うことを聞かない時、西田被告に頼まれて“しつけ“ていたのが、叱ったり叩くようになったきっかけだったと説明しました。
こうしたしつけが、なぜ虐待行為へ発展していったのか。船橋被告は、西田被告への”当てつけ”だったと説明しました。
船橋被告「日中面倒を見ず、子供たちが悪さをする状況を作っていながら、(子供たちの)悪さを報告され、注意だけ自分(船橋被告)がさせられて、『なんでそこだけ自分がやらなければいけないんだ』と思った」
船橋被告「『子供たちが一番大切』と言っていた西田被告に対して、『大切なら面倒を見るだろう』と真愛ちゃんに手を挙げるようになった」
西田被告への不満や苛立ちの矛先が、立場の弱い真愛ちゃんへ向くようになったと話しました。
エスカレートしていったのは2021年8月頃からでした。当時その意識はなかったといいます。
(以下、略。岡山放送の記事から引用)
船橋被告は意地を張り合う形で虐待がエスカレートしたと述べているわけですが、嘘でしょう。「自分ばかりこどもを叱る役を押し付けられて」と不満があるなら西田被告と別れればよいのであり、別れずに虐待を繰り返しているのですから、西田被告への執着があったのは確実です。さらに6歳の女児をいたぶる行為に性的な快楽を覚えていたのであり、それを公にしたくなくて嘘をついていると推測できます
逮捕されて以来、自分の性癖を隠した上でもっともらしい説明をしようと、船橋被告が考え出した嘘のストーリーが上記の主張です
裁判官や裁判員が船橋被告の嘘をどう解釈するのかは分かりませんが、船橋被告はこどもをいたぶって快楽に浸る性倒錯者だろうと自分は推測します。その証拠に船橋被告の行為は「しつけ」とは無関係なものばかりです。自身の中にある淫靡な欲求に駆られ、「しつけ」という名目で誤魔化しているにすぎず、本当は「楽しくて止められなかった」のでは?
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