東北医薬大教授 女児連れ去りで逮捕
ここ最近、進学塾の「四谷大塚」の講師による盗撮事件を取り上げているのですが、「人は見た目や学歴だけで判断してはいけない」という見本のような事件です。そしてさらに、東北医科薬科大学教授がわいせつ目的で未就学の女児を連れ去ろうとした容疑で逮捕、とのニュースが飛び込んできました
仙台市内の商業施設で親が女児から離れた隙に、女児に声をかけて連れ去ろうとしたものです。計算尽くの犯行なのか、あるいは咄嗟に思いついて犯行に及んだのか、まだ明らかにされていません
が、商業施設に買い物のため出向いたとは考え辛く、こどもを連れ去る計画のもとに犯行に踏み切ったと考えた方が自然でしょう
ことし7月、東北医科薬科大学の52歳の男の教授が、仙台市内の商業施設で面識のない未就学の女の子に、わいせつな行為をして連れ去ろうとした疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、仙台市にある東北医科薬科大学の教授、藤井優容疑者(52)です。
警察によりますと、ことし7月26日、仙台市泉区の商業施設で、未就学の女の子の体を触るなどのわいせつな行為をしたうえ、連れ去ろうとした疑いが持たれています。
母親が目を離した隙に女の子に声をかけて体を触り、抱きかかえて連れ去ろうとしたということですが、抵抗されたためその場に置いて立ち去ったということです。
まもなく母親から「子どもが連れて行かれそうになった」などと警察に通報があったということで、警察が防犯カメラの映像などから特定し13日、逮捕しました。
警察によりますと、教授と女の子に面識はないということで、警察が当時の状況などを詳しく調べています。
警察は被害者に配慮するとして認否を明らかにしていません。
藤井教授が勤務する東北医科薬科大学によりますと教授は物理学を研究しているということで、大学は「逮捕されたと聞いてわれわれも驚いています。警察の捜査には全面的に協力いたします」とコメントしています。
(NHKの記事から引用)
藤井容疑者は東北大学、同大学院で物理学を専攻し、長く理学部の助教授を務めています。そして東北医科薬科大学の教養部で物理学を教える教授に就任した形です。優秀な研究者ではあったのでしょうが、よほどの研究成果を挙げない限り東北大学の教授になるのは困難です。理系の場合、大学院を出て博士号を取得しても、しかるべき就職先につくのは困難という事情があります。藤井容疑者も東北大での出世を断念し、東北医科薬科大の教養部で物理学を教える職に移ったのでしょう。それはつまり、第一線の研究者という身分から外れることを意味します
学生からの評判は良かったようで、7月まで講義をしていたのですから精神錯乱の上で犯行に及んだ、とは考えられません
小児性愛者であったのかどうか、警察は自宅や大学の研究室を捜索し、児童ポルノを所持していたかどうか確認しているはずです
ただ、事件が7月26日であり、逮捕されたのが9月13日です。その間、自分が逮捕される可能性について思いを巡らせなかったのでしょうか?
商業施設ともなれば出入り口のみならず、各所に監視カメラが設置されており、容姿がカメラに記録されているわけで、わざわざそんな場所で女児の連れ去りをするというのは理解に苦しみます
あるいは素粒子や宇宙線など物理学には詳しくても、実際の生活面では疎い人物だったのでしょうか?
続報があり次第、また取り上げます
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