自民党女性議員の華麗なフランス研修 研修より観光優先

自民党の松川るい参議院議員は元々外務省の官僚でした。今回のフランスでの研修も現地フランス大使館に丸投げし、予定を組ませたものと思われます。FLASHの記事によれば、3泊5日の強行日程ながら、実質的な研修の時間は6時間程度しかなく、もっぱら観光とショッピングに時間を割いていたと書かれています
さらに38人の研修参加者の名簿には松川議員の娘(小学4年生)も混ざっており、渡航費は自民党から出ていたと明かされています。これこそ公私混同でしょう


自民党女性局長の松川るい参院議員(52)、局長代理の今井絵理子参院議員(39)が、7月下旬のフランス視察中にSNSに投稿した写真が、まるで観光旅行ではないかと批判され、炎上している。
松川議員は8月1日、党本部で謝罪したが、視察に次女を同行させていたことが本誌報道で明らかになった。自民党中堅議員が、こうぼやく。
「松川さんの謝罪が、いかにも歯切れが悪かったうえに、直後に次女の件が明らかになった。世間が納得しないのは当たり前で、松川さんも後ろめたいことがないなら、自分から説明をするべきだった」
批判を浴びた議員たちはSNSで反論している。今井議員は、「無駄な外遊ではありません」と強弁。さらに、視察に参加した長崎県議のごうまなみ氏は、《地方の視察より過酷でほぼ自由時間もなく》と投稿し、エッフェル塔の滞在時間は、わずか10分程度であると主張した。松川議員自身も、SNSに《非常に真面目な内容ある研修であった》と記している。
だが、本誌が今回入手した旅程表によれば、事実はまったく異なる。
「令和5年女性局フランス研修 研修ノート」と題された冊子には、出発(7月24日)から帰国(28日)まで3泊5日の日程が記載されているのだが、純粋な研修に充てられていたのは、たったの6時間。
ガイドツアーや、在仏日本大使らとの食事会を含めても、10時間にしかならないのだ。ここからは詳細にスケジュールを見ていこう。
初日は、入国手続を終えてホテルでの結団式となっているが、食事にうるさいセンセイ方のためだろうか、そこにはわざわざ「肉料理」と記されている。
2日めは朝食の後、10時からは国民教育・青少年省の担当者からブリーフィング(簡潔な説明)を1時間。なんと、午前中の予定はこれで終了だった。昼食として一行は、「魚料理」を堪能している。
「1949年創業の老舗レストランです。ランチは30ユーロ(約4700円)からコースが食べられます」(現地駐在員)
午後にはフランスの国会議員2組と1時間ずつ面会が設定されているが、“お仕事” はここまで。リュクサンブール宮殿(国会議事堂)をガイドツアーで見学し、「10分程度」とされるエッフェル塔での観光には、旅程表では30分が割かれていた。
そして夜こそが、この日の目玉だったのかもしれない。2時間の自由行動の後、20時半からセーヌ川で、2時間半の優雅なディナークルーズが組まれていた。
3日めは、さらに観光色が強い。国会議員らには午前中に1時間の保育園視察があるものの、他の参加者は14時40分まで研修はない。国会議員らも早々に合流し、シャンゼリゼ通りでの自由行動が2時間以上。旅程表には「ショッピング等をお楽しみください」とわざわざ書かれ、はしゃぎっぷりが伝わってくる。
元自民党職員で政治アナリストの伊藤惇夫氏は、この「実働6時間」の旅程表を見て、「“観光旅行” と受け止められても仕方がない」と思ったという。伊藤氏が続ける。
「これだけ自由時間がある視察を見たことがありません。この日程を決めた人物は、視察の目的がこれで果たせると、なぜ考えたのか。団長の松川さんは、党費を使ったことは認めているので、党員に説明する責任があります」
そして、この「研修ノート」には、さらなる問題が隠されていた。視察の参加メンバーが掲載された「団員名簿」では、同行していた松川議員の次女が、38人の派遣団員に含まれているのである。
松川議員は、SNSに投稿した釈明文にこう記している。
《38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々》
自民党に入党できるのは、満18歳以上だ。松川議員の次女は小学4年生で、当然その資格はないはずだが――。
自民党関係者によれば、今回のフランス視察で、国会議員以外の派遣団員の自己負担額は20万円だったという。もちろんこの金額で渡仏できるわけもなく、つまり次女の渡航費にも、党費が使われた可能性があるのだ。
「党本部は、報道で初めて松川氏の次女が視察に同行していることを把握したようです。松川氏は次女の渡航費について帰国後、党に実費を追加で支払うことになったといいます」(自民党関係者)
(FLASHの記事から引用)


長々と引用しました。記事を読めば、これまでの釈明が嘘だらけと分かります
松川議員は外務省の元官僚という立場を利用し、現地の大使館に研修のスケジュールを組ませたのでしょう。しかし、相手の都合もありますからびっしりと研修の予定が詰まっている状態にはできなかったとも思われますし、松川議員が観光とショッピングの時間も確保してほしいと依頼したのか
それに、なぜ娘を同伴してフランスへ行ったのか、理由・事情についての釈明もないままです
百歩譲って家族同伴で海外へ行く場合はあっても、こどもの旅費は松川議員が負担するのが当然であり、研修参加の地方議会議員の中に混ぜて自民党の党費から旅費を支出させるのは大間違いでしょう
自民党は松川議員を女性局長から更迭しないのか、更迭しないのであればいかなる理由なのか、訊いてみたいものです。こんなことをしているから身内に甘いと言われるわけで
「無駄な研修ではなかった」と再三主張している今井絵理子議員は、どのような研修報告を提出するのかも気になるところです。それこそチャットGPTでも使い、研修報告を自動作成させるのでは?
「無駄な研修」であったかどうかは国民が見て感じて判断するのであり、今井議員が判断することではありません

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