大阪市立大学生 文学研究者脅し逮捕

大阪市立大学の小山尚吾容疑者が、自分の嫌いな作家の小説のついて書評を書いたとして、文学研究者である女性を脅したとして逮捕されています。小山尚吾容疑者は現在27歳なのですが、学生です
しかも、2022年8月にはアメリカ大使館に爆発物を投げ込もうとして逮捕されており、罰金刑を受けた人物であり、2022年12月には講談社に放火しようと企んで敷地内に侵入した上で新聞紙を燃やし、執行猶予付き有罪判決を受けた人物です
これだけ犯罪を重ねながら大阪市立大学はなぜ小山容疑者を退学処分にしないのか、謎です。あるいは何か特別が事情でもあるのでしょうか?
念のため調べてみると、アメリカ大使館事件について大阪市立大学は「本学の学生が火薬類取締法違反で逮捕されたとの報道がありました。本学の学生が逮捕されたことはまことに遺憾であり、大学としても深刻な事態と受け止めています」と声明を出してはいます。が、深刻な事態と受け止めながら何もしていなかったのでは?
もちろん、小山容疑者が大学側と連絡も取らず、事情聴取の機会もなければ一方的に退学処分とするのはためらわれるのかもしれません。が、犯罪を重ねている事実がある以上、それを理由に退学処分にするのが相当でしょう
それにしても、こうも次々と手当たり次第に犯行を重ねているのも奇妙な感じがします
アメリカ大使館への爆発物投げ込みを企んで逮捕された記事と、今回の文学研究者脅迫事件の報道の記事を貼ります


東京都港区の米国大使館前で8日、警察官が職務質問した男の所持品から、手製の火薬を使った発火物のようなものが見つかった。男は任意の調べに「ネットで火薬の作り方を学び、大使館に投げ入れるために来た」と話しており、警視庁が火薬類取締法違反容疑などで捜査している。
捜査関係者によると、男は自称・大阪府在住の20歳代の大学生。8日午後9時頃、米国大使館前の路上で機動隊員が所持品を確認したところ、ポケットから雑巾で包んだコップが見つかり、中にある粒状の物体が簡易鑑定で火薬の可能性があると判明した。
(読売新聞の記事から引用)


不満を抱いていた作家の著作を書評した文学研究者を脅したとして、警視庁大塚署は脅迫の疑いで、大阪市立大生の小山尚吾容疑者(27)=さいたま市大宮区浅間町=を逮捕した。小山容疑者は昨年12月に講談社の敷地に侵入したとして執行猶予中。
逮捕容疑は今月12日、自身が不満を持つ作家の著作の書評を発表した40代の文学研究者の女性へオフィシャルサイトの問い合わせフォームを介し、書評したことへの見解を示すよう迫り、「反応・対応のいかんによっては、あらゆる選択肢を含めた、しかるべき対応をとらせていただきます」などと生命、身体への危害をほのめかして脅したとしている。
大塚署によると、メッセージには小山容疑者の名前が書かれていた。受け取った女性が名前を検索して容疑者の過去の事件を知り、恐怖を覚えて大塚署に相談したことから事件が発覚した。
(産経新聞の記事から引用)


思想的な背景があるのか、あるいは世間を驚かせるような事件を起こして注目を集めようとしているのか、あるいは精神状態に問題があるのか?
講談社への放火事件では、ガストーチとカセットボンベ3本を所持しており、一歩間違えれば大規模な火災を起こしかねないわけで、よくもまあ執行猶予付きの有罪判決にしたな、と思います。アメリカ大使館の事件もあるわけで、実刑でよかったのでは?
今回は執行猶予が取り消しとなり、服役するはずです。そうでないと困ります
脅迫罪は2年以下の懲役または30万円以下の罰金刑となっていますので、執行猶予付き判決が出る可能性もあるのですが、反社会的な性格を考えればもう一度執行猶予付き判決という選択肢はないと思います
今のところ検索しても、小山容疑者がどんな人物なのか掘り下げて取材した記事は見つかりませんので、正体不明と書くしかありません
続報があれば取り上げます
追記:本人のツイッター(現、X)がありました。嫌いな作家というのは多和田葉子だと判ります

小山尚吾

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