高知県小学校教頭　既婚講師に交際迫り懲戒免職: 夾竹桃日記

2023年07月13日

高知県小学校教頭　既婚講師に交際迫り懲戒免職

以前当ブログで取り上げた、土佐清水市の小学校教頭（既婚者）が複数人の女性講師（既婚者）に不倫を持ちかけ、そのストレスによって退職者も出していた問題では、高知県教育委員会がようやくこの教頭（一般教諭に降格済み）を懲戒免職処分にしたと報じられています

問題発生が２０２０年ですから、県教育委員会は随分とチンタラ時間を費やしたのであり、まったく理解できません

高知県教育委員会は12日、土佐清水市の市立小学校教頭だった男性教諭（51）が、複数の20代の女性臨時講師に交際を迫るハラスメント行為などを行っていたとして懲戒免職処分にし、発表した。

県教委によると、男性教諭は教頭だった2020年度に既婚者でありながら20代の女性臨時講師に、「かわいいね」「好きです」などのメールを送信。採用試験直前には、当時の県教委幹部だった元上司の名前を出して、採用の口利きをするような発言もしていた。

また、同じ小学校で22年度には別の20代女性臨時講師に対し、LINEで交際を申し込み、「付き合えない場合は特別扱いできない」など、教頭の立場を利用したともとれる内容を送信していた。この講師は校長に相談しハラスメントが発覚。教諭はいったんは謝罪したが、その後も講師に対して問題発言をしていた。

県教委は「教職員を守る立場の管理職がこのような行為に及んだ責任は極めて大きく、到底許されるものではない。県民の信頼回復に努めていく」などとコメントしている。

（朝日新聞の記事から引用）

問題の経緯は女性講師から相談を受けた小学校長が土佐清水市教育委員会に報告し、これを受けて土佐清水市教育長が当時教頭だった男に口頭で注意指導をして「一件落着」としたことです。教頭はその後も女性講師に言い寄っており、注意指導などまったく効果がなかったわけです

最初の段階できちんと処分を科しておけばまだしも、口頭での注意で済ませたのが大間違いでした。「自分がガツンと言ってやったからもう大丈夫」などと安直に考えていたのかもしれません

土佐清水市の教育長の対応にも責任があるわけで、市議会は彼の責任を追求しないのでしょうか？

教員志望者が減少する中で、志をもって講師に応募してきた女性がセクハラおやじの犠牲になり、退職を余儀なくされるというのは実に残念な話です

土佐清水市は高知県の西、足摺岬周辺の地域であり、全校生徒数９名という小規模な小学校も抱えています。そのため、臨時講師を配置して教員の頭数を揃えていると思われます

それにしても既婚者でありながら、教頭という立場にありながら、新規に採用した非常勤講師に不倫を持ちかけるとか、いったいどのような思考の持ち主なのかと思うばかりです。奥さんに相手にしてもらえなかったのか、あるいは単身赴任状態で悶々としていたのか？

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