千葉放火殺人 一倉被告が伯母夫婦殺害認める

2021年4月、伯母や伯父を殺害して家の絵画など盗んだ上証拠を隠すため放火した疑いで逮捕された一倉大悟被告の裁判が始まっています
一倉被告は当時多額の借金を抱えており、自分の母親と共謀して伯母夫婦を殺害し金品を盗む犯行を計画したものと推測されます
先に母親である姫野富士子被告の裁判があり、懲役9年(求刑は懲役11年)の判決が出ています。が、姫野被告は共謀もしていないし、殺害もしていないとして控訴しています


おととし、県内に住む伯母とその元夫の2人を殺害し、母親を監禁したなどとして殺人や放火などの罪に問われている32歳の長男に対する初公判が開かれ、被告は起訴内容を概ね認めました。
東京・港区の無職、一倉大悟被告(32)はいずれもおととし4月、63歳の母親と共謀して、市川市に住む伯母の姫野旬子さん(当時64)を自宅の階段から突き落として殺害したほか、伯母の元夫で船橋市に住む渡邉和彦さん(当時65)の自宅に火をつけて殺害したとして殺人や放火などの罪に問われています。
また、母親から現金14万円を奪った上、自宅に監禁して暴行し、肋骨を折るなど大けがをさせた罪にも問われています。
26日、千葉地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で被告は起訴された内容を概ね認めました。
検察は冒頭陳述で、「伯母が亡くなれば自宅を担保に多額の融資を受けられると殺害を計画した。伯母の元夫については借金の返済を求められたことに不満を抱き殺害した」などと主張しました。
一方、弁護側は「伯母の殺害は母親が主導した」などと主張しました。
一連の事件のうち伯母が殺害された事件では被告ととともに殺人の罪に問われた母親に懲役9年の実刑判決が言い渡され、母親は不服として控訴しています。
(NHKの記事から引用)


一倉被告は10件もの罪状に問われ起訴されているのだとか。実母の監禁、傷害の他、伯父や伯母に対する殺人や放火、窃盗などなど。2人を殺害して放火となれば死刑が求刑されてもおかしくない犯行です
母親の方は関与の度合いが少なかったとして懲役9年の1審判決ですが、一倉被告の方は主導的な立場だったと見られますので判決も重いものになるはずです
しかも殺害した伯父から多額の借金をしており、その返済を免れようと殺害したのですから情状酌量の余地もありません。なぜ犯行時30歳にして多額の借金をする必要があったのか、今のところ深掘りした報道は見当たらないため、見つけ次第書くつもりです
余談ですが一倉氏というのは珍しい苗字で、群馬県榛東村から渋川市一帯が発祥とされる一族です

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