京都女学生タリウム殺人　タリウム入手ルート判明: 夾竹桃日記

2023年06月14日

京都女学生タリウム殺人　タリウム入手ルート判明

京都の企業経営者が交際相手である女子大生にタリウムを摂取させて殺害した事件で、タリウム化合物の入手ルートが判明したと報じられています

京都市内の業者がタリウム化合物を販売した際の相手方の電話番号が、宮本一希容疑者のスマートフォンの番号と一致したのだとか

証拠を残さないよう立ち振る舞っていたはずの宮本容疑者ですが、驚くほど杜撰なやり方です。それでも宮本容疑者は「バレるはずがない」と高を括っていたのでしょうか？

タリウムで叔母を殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で大阪府警に再逮捕された無職宮本一希容疑者（３７）が、京都市の業者からタリウムを購入した記録が見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。タリウムは叔母の血清と尿や、宮本容疑者の知人で死亡した女子大学生の嘔吐物から検出されていた。府警は、宮本容疑者が購入したタリウムを２人に摂取させた可能性があるとみている。

大阪地検は勾留期限の１４日、宮本容疑者について、不動産会社を経営していた叔母（６１）に対する殺人未遂罪で追起訴する方針。

捜査関係者によると、叔母が意識不明の重体で入院した２０２０年７月２１日以前に、京都市内の業者から、宮本容疑者名義でタリウムを購入した記録が発見された。購入者の携帯電話番号は宮本容疑者のスマートフォンの番号と一致していた。

これまでの捜査で、府警が宮本容疑者のスマホを解析した結果、大阪府内の業者から２０年５月、タリウムの見積書を取り寄せていた。この業者からは購入していなかった。

タリウムは毒性が強く、成人の致死量は約１グラム。一部の化合物は毒劇物取締法で劇物に指定され、販売時に購入者の氏名などを書面に残すことが義務付けられている。摂取すると腹痛などを発症し、悪化すれば呼吸不全で死亡する。

宮本容疑者は昨年１０月、知人の立命館大３年、浜野日菜子さん（２１）にタリウムを摂取させて殺害したとして、今年３月に殺人罪で起訴された。５月２４日には、叔母に２０年７月、タリウムを摂取させて殺害しようとしたとして再逮捕された。宮本容疑者は一貫して黙秘している。

また、宮本容疑者とみられる男が今年１月、京都市内の銀行の現金自動預け払い機（ＡＴＭ）で、叔母名義の口座から計５０万円を引き出す姿が防犯カメラに映っていたことがわかった。府警は画像の鑑定を進める。

（読売新聞の記事から引用）

タリウム化合物の製造、販売をしている会社を検索し、リストアップして調べていたらとある京都の会社に辿り着き、そこの経営者は和気清麻呂の子孫という話が見つかりました。宮本容疑者にタリウム化合物を販売したのがその会社と断定できませんが、京都やその周辺にはとんでもなく古い家系の人たちがいるのだなと感心した次第です（和気清麻呂は僧侶道鏡が天皇の位に昇ろうとした野望を打ち砕く宇佐八幡宮神託事件で名を馳せた人物です。が、和気氏はその後藤原氏の勢力に押され平安時代には歴史の表舞台から遠ざかっています）

話を事件に戻します

タリウム化合物を宮本容疑者が入手していたのが裏付けられたわけで、言い逃れは不可能でしょう。それでも黙秘を続け、悪あがきしたまま裁判を迎えるものと予想されます

こうなっては宮本容疑者以外に被害者へタリウムを飲ませた人物はあり得ない、と立証され（第三者がたまたまタリウムを手に入れ飲ませた、という可能性は排除されます）、公判で厳しくその罪が問われるはずです。１人を殺害し、１人を殺害未遂とした重罪に問われますし、叔母の資産を横領していた件でも訴追されるのでは？

罪状からして無期懲役が求刑されるものと予想します

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