BBQで引火の生徒死亡 福岡の専門学校

学校というのは本来安全な学びの場でなければなりません。それを脅かしているのが教師による学校での性犯罪です。が、さらに学校内で起きる事故というのもあります。十分な注意を払っていれば防げるはずなのに、教員の認識不足や経験不足、誤った行動によって重大な事故に至る場合があります
福岡県柳川市にある「ハリウッドワールド美容専門学校」で(何とも言いようがないグローバルな名称です)、親睦のためのバーベキュー行事があり、肉を焼く炎が生徒に燃え移り1人が死亡する事故がありました。バーベキューの炭火に消毒用アルコールを加えたため、炎が大きく上がって衣服に燃え移ったのだとか


福岡県柳川市の美容専門学校で5月下旬に行われたバーベキューの最中に生徒4人に火が燃え移り、このうち1人が6月6日に亡くなっていたことが分かりました。
事故の原因は、教師が消毒用のアルコールを使って火の勢いを強めようとしたことでした。
事故が起きたのは柳川市にある「ハリウッドワールド美容専門学校」。
5月24日午後、119番通報によって緊急事態の一報がもたらされました。
◆119番通報(学校関係者の女性)
「バーベキューの火が洋服に燃え移った」
◆記者リポート
「学校の敷地内にあるこの場所では、年に数回、教師と生徒の交流を深める伝統行事としてバーベキューが行われていたということです」
学校がSNSに掲載していた過去のバーベキューの写真では、肉などを焼いて大勢の生徒たちが楽しんでいる様子がうかがえます。
今回は、その伝統の学校行事に約500人が参加し、その最中に事故は起きました。
学校の説明によりますと、会場には12台のバーベキュー用のコンロを設置。
火をつけやすくするために、炭、着火剤、そこに手の消毒に使うアルコール液をあらかじめかけていました。
そんな中、1台の火が消えそうになったため、男性教師がアルコール液を追加でかけました。
すると、「ボン」という音を立てて火が燃え広がり、近くにいた18歳から20歳までの男子生徒4人の衣服などに燃え移ったということです。
◆記者リポート
「一番重傷を負った18歳の男子生徒は『熱い熱い』と最初は叫び、もがいていていたといいます。しかし、男子生徒についた火が青く見えづらかったため、学校関係者は何が起きているかよくわからなかったということです」
やけどをした4人は病院へ運ばれましたが、全員会話ができる状態で、このうち18歳の男子生徒だけが治療を受けるために入院していました。
◆学校から保護者に送られたメール
「校内バーベキューでの事故のご報告」
事故の翌日から、学校側は生徒の保護者に向けて、やけどをした18歳の男子生徒の容態の変化を、数回にわたりメールで謝罪しました。
しかし事故の情報は内部でのみ共有され、対外的に発表することはありませんでした。
◆学校から保護者に送られたメール
「この度の事故によりケガをした生徒とその家族に関わるお話でございますので、不用意なSNS等への発信などがありませんようご理解の程宜しくお願い申し上げます」
(テレビ西日本の記事から引用)

古賀郁学園長:「事故後に校長が担任を通じて、各クラスのLINEで『動画をSNSなどに流さないように』と伝えた。証拠隠滅の意思はなく、不要な憶測を呼ばないため。ちなみに動画の削除は指示していないはず」
ーーアルコール消毒液を使うよう、理事長の方から指示されたんですよね。
理事長:「いや、それも含めてですね、あの……ご両親の、あの……今とても、あの……デリケートな心になっておりますからですね、あの……それもちょっと控えさせていただきたいと思っているんですよ」
(FNNプライムオンラインの記事から引用)


アルコールが燃える際の炎は薄い青色をしており、昼間の屋外ではその炎が見えづらくなります。赤い炭火にアルコールを加えたため炎が大きく上がったものの、周囲の人間にはそれが見えなかったのかもしれません。また、バーベキューコンロを囲むように生徒がいたのに、アルコールを投入したのも不注意です。報道にはイメージ図として、ボトルのアルコールをコンロに投入するイラストがついています。が、使用したのはスプレー式の消毒用アルコールではなかったのか、という気もします。噴霧したアルコールが周囲に拡散し、より広い範囲で燃え上がります。噴霧されたアルコールが衣服に付着し、燃えたとも考えられます
問題は教員がその行動を危険だとは思わずにやっていることであり、周囲の生徒も危険を予期していなかったところです
生徒がコンロから離れていれば防げた事故でしょう(アルコールを投入した教員自身が火傷を負う可能性はありますが)
最近のこどもたちは理科の授業でアルコールランプなど使わず、アルコールが危険だという認識もないのか?
以前、バーベキューに興じていた大人が火力を増そうとガソリンを投入し、大火傷を負う事故もありました。可燃物を投入すれば火力が増すだろうという安直な考えで、危険を考えずにやってしまう大人は少なくありません
話を戻して、本件では学校側の責任は明白であり、死亡した生徒の親御さんに対して相応の慰謝料を支払う必要があります。慰謝料を捻出するため、来年から授業料を値上げするのでしょうか?
かつては家庭でも当たり前のように火をつかって調理し、風呂を沸かしていたので、火の扱いをこどもに教える機会がありました。が、現在ではオール電化も普及し、家庭で火を扱う機会も減っています。マッチを使ったことのないこどももいて、そのまま大人になるわけです。「学校で教えるべきだ」と意見もあるのでしょうが、まずは家庭教育として必須だと自分は思います

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