大阪カラオケパブ殺人 宮本被告の身勝手な言い分
大阪のカラオケパブのオーナー女性にしつこく言いより、拒絶されると逆上して刺殺した宮本浩志被告は、1審裁判では「死刑でいい」と述べていましたが、判決は懲役20年でした。しかし、宮本被告はこの判決を不服として控訴しています
前回は控訴の理由をあれこれ憶測しました
殺害された女性の遺族が大阪拘置所に宮本被告を訪ね、面会を繰り返して彼の本心を聞き出そうとしている様をMBSニュースが記事にしていますので取り上げます
この日、雄介さんが宮本被告に面会するのは3度目。その日の面会では次のようなやり取りが交わされ宮本被告は淡々と問いに答えたと言いいます。
【雄介さんの面会メモより】
(雄介さん)「なぜ死刑に固執したのか?」
(宮本被告)「刑務所を出ても何もできないと思いますし、死刑でいいと思ったからです」
(雄介さん)「今回も死刑を望むのか?」
(宮本被告)「控訴なので死刑になることはありませんよ。少し減軽されるくらいと思ってください」
(雄介さん)「どんな理由で控訴したのか?」
(宮本被告)「別に私はどっちでもよかったのですが、弁護士から強くすすめられた。これからの量刑判断に影響が出るから一肌脱ごうと思った」
(雄介さん)「あなたは事件に向き合っていない」
(宮本被告)「私は2年も拘置所で誰よりも向き合っていると思いますけどね」
(雄介さん)「控訴審では何か主張するのか?」
(宮本被告)「話をすることはないので裁判にはでません」
(雄介さん)「真優子に対して思うことは?」
(宮本被告)「ないです」
雄介さんに対して宮本被告は「1審の懲役20年は重すぎるので、これからの刑事裁判のことを考えて控訴した」と話しました。面会後、しばらくの間、雄介さんは言葉を失っていました。
(稲田さんの兄・雄介さん)
「接見で話したが客観的な話ししかしないというか、全くその事件について向き合っていないと思った。逮捕されてから今日まで事件から2年。その時から何の変化もありません。自分が何か言ったところで変わるとは思っていないけど、家族からしてみたら一審で20年の判決が出て、刑期を勤めあげて出所してきたでは腑に落ちないです。本当に心をえぐられるようなことばっかり話されるから。亡くなった真優子に対しても何も思わんというのは本当に理解できないし、非常に腹が立って、悲しい」
控訴審始まるも 被告の姿なし
1審判決から約7か月たった今年5月22日、大阪高裁で控訴審が始まりました。弁護士は「犯人性を争う。懲役20年の判決は重すぎる」として無罪などを主張。一方で検察は訴えを退けるよう求めました。法廷には兄・雄介さんが面会を重ねた被告の姿はありませんでした。
(稲田さんの兄・雄介さん)
「きょう裁判に宮本被告が来ていなかったことについては、いったいいつまで逃げ続けるのかと思う。控訴してきてこんな大変な思いをしているのに、1日たりとも減軽されるべきではないし、おかしい、許されない。(事件と)向き合うためにも(宮本被告には)判決には出てほしい。しっかりと向き合うべきだと思う」
裁判が終わり、宮本被告の代理人弁護士は取材に対し「出廷を求め本人を説得した。しかし、その意思はなく、判決にも現れることはないと思う」と話しました。
判決は今年7月10日に言い渡される予定です。
(MBSニュースの記事から引用)
宮本被告のところには各メディアが取材のため面会を申し入れたり、手紙で質問を投げかけたりしているはずです。しかし、メディアとのやり取りが記事になっていませんので、宮本被告はメディアとの面会にも応じず手紙に返事も書いていないのでしょう
ただ、被害者遺族との面会には応じているのが判ります
上記の記事を読んで思うのは、この噛み合わないやり取りが宮本被告の答えなのだろうな、ということです
「拘置所の中で事件と向き合ってきた」と宮本被告は述べていますが、実際には稲田真優子さんとの楽しかった思い出を追憶し、彼女と2人きりの世界をあれこれ夢想して過ごしていたのではないかと推測します
そこは2人だけの世界ですから、裁判の場でそれについて語る気はないのであり、誰にも知られたくないのでしょう。判決がどうであれ、宮本被告はその世界に浸りきっており、他のことはどうでもよいとの心境では?
そこは2人だけの世界ですから、裁判の場でそれについて語る気はないのであり、誰にも知られたくないのでしょう。判決がどうであれ、宮本被告はその世界に浸りきっており、他のことはどうでもよいとの心境では?
控訴の事情も弁護士がしつこく勧めるから控訴したというだけで、積極的に無罪を主張する気もないと伝わってきます。現に控訴審で宮本被告は出廷せず、弁護士に丸投げした形です。まあ、担当の弁護士は優秀かつ熱心な人物であり、宮本被告による犯行だと証明する直接的な証拠もないまま犯人だと断定し有罪とした1審判決に疑問を投げかけ、争う気なのでしょう
宮本被告の態度から思い起こすのが、静岡県で同じ大学の女子学生につきまとい殺害した堀藍受刑者です。堀受刑者も被害者に一方的な恋愛感情を懐き、LINEをブロックされたとの理由で付け狙い、刃物で40箇所以上を滅多刺しにして殺害しています。公判の場で具体的な謝罪の言葉を表明することもなく、ただ何を考えているのかよく分からない態度に終始していました。自分はその態度からして、被害者女性と2人きりの幸福な世界を夢想し、浸り切っているのではないかと推測しました
人を殺したという罪の意識もなく、遺族に対して申し訳ないとの気持ちもなく、ただ2人きりの世界に没入して満足しているように感じられるのは、本件の宮本被告と同じではないかと推測するわです
存外、ストーカー犯罪の加害者というのは、このように徹底した自己満足を追求し、被害者の家族や世間の批判や裁判などに意識を振り向けようとせず、関心も払わないのかもしれません
人を殺したという罪の意識もなく、遺族に対して申し訳ないとの気持ちもなく、ただ2人きりの世界に没入して満足しているように感じられるのは、本件の宮本被告と同じではないかと推測するわです
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