長野銃撃事件 クレー射撃に熱中

長野県中野市で4人を殺害した青木政憲容疑者について、各メディアが記事を出しています。東京の大学に進学したと書かれていますので、おそらく東京農大に進学したものの中退したのでしょうか?
その後、父親が彼を自衛隊に入隊させたようです。自衛隊に入って鍛え直してこい、との趣旨だったのか
しかし、半年ほどで自衛隊を辞め、地元に戻って農業をやったり、母親が始めたジェラート屋で働いていたと語る人もいれば、実際はほとんど働いていなかったと語る人もいます。まあ、皆が皆、青木容疑者が1日に何時間就労しているか監視していたわけではないので、正確なとこは分からないのは当然です
ただ、中野市にはクレー射撃場があり、青木容疑者がそこに通っていたとの証言もありました。サバイバルゲーム好きの単なるガンマニアだと思っていたら、実際に射撃の練習もしており銃の操作に習熟していたと判ります


「青木容疑者は4丁の散弾銃の所有許可を持っていました。許可や更新のときには医師の診断書が必要ですが、欠格事由になる精神疾患のような持病は認められなかったそうです」
別の社会部記者はこう話す。
殺したのは「ののしられた」から?
「青木容疑者は一連の事件を自らの犯行と認めています。動機については、サバイバルナイフで刺され亡くなった村上さんから『ののしられたと思い殺害した』という趣旨の供述をしているといいます。また、『駆けつけた警察官に撃たれると思って射殺した』などと話しているとのことです」
(中略)
東京の大学を中退し、地元に戻っていた
「東京の大学には馴染めずに中退して、地元に戻ったとは聞いていました。でも、帰ってきた地元には居場所がなかったんじゃないかな。成人式にはいたのかな? いたと思うけど、喋ってないし、わからない」(前出の同級生)
地元に戻った青木容疑者は、市議会議員の父親のもとで働いていた。青木容疑者と同じ名前が付いた農園「マサノリ園」。一家は、そこで採れたフルーツなどを使いジェラート店も経営していた。一家をよく知る地元の男性はその店に足しげく通っていた。
「政憲さんはとても静かで大人しい感じだったからね。ジェラート店はお母さんが主に切り盛りしていたよ。たまにサービスとかしてくれてね。政憲さんは店頭で接客することはなく、バックで仕事をしていたようで、何度もお店には行ったけど、全く見かけなかったね」
スポーツ万能、成績優秀。東京で挫折を知り、親元で家業を手伝う息子。絵に描いたような孝行ぶりは、想像だにしない結末を迎えた。中野市議会事務局の発表によると、父親の青木正道議員は辞職願を提出し、26日付で辞職したという。
地元の名士の長男が起こした前代未聞の事件。容疑を認めているという青木容疑者の捜査は動機に焦点が絞られる。
(文春オンラインの記事から引用)

過保護にされてきた本家の跡取り息子は、実家を離れて東京の大学に進んだが、一皮剥けることなく舞い戻ってきた。
知人が続ける。
「大学を中退したのも人付き合いがうまくいかなかったからと聞いています。父親は『このままじゃまずい』と思ったのか、そこで政憲君を半ば無理やり自衛隊に入隊させたものの長続きせず、2、3カ月で除隊してしまった。弟も自衛官になり、こちらは馴染んでいるのか今はたしか北海道の駐屯地にいると思います。
その後の政憲君は農業をやっていた時期もありましたが、ここ最近は実質ひきこもりですよ。一応、ジェラート屋で働いていることになっていますが、実際は何もやっていませんでした」
今朝、警察から電話がかかってきました
仕事もせず、人付き合いも苦手な長男坊が生きる糧としていたのは、自衛隊時代に身に付けた射撃だったようだ。知人は政憲容疑者が射撃場に通っていたことも知っていた。
「中野市にはクレー射撃場があったのですが、ここが4年ほど前に閉鎖することになり、市役所の職員が手続きのための視察に訪れたときに『政憲君がちょくちょく来ているよ』と聞いたそうです。銃の免許を所持していたことは今日の警察発表まで知りませんでしたが、自衛隊にいたころに興味を持ち始めたんですかね。
なんであんな事件を起こしたのかと考えても、まったくわからないです。散歩していた村上さんはたしか政憲くんのお母さんのお花の教室に通っていたと思いますが、政憲くんとは直接関わりはないはずです。強いて言うなら村上さんも竹内さんも2人とも耳が遠くて、散歩中はかなり大声で話していたので、それが原因なのですかね。
2人は世間話をするのが楽しみだったと思うのですが、毎日2人で散歩していて、それが家の中まで聞こえてくるくらいの大きな話し声だったので、それに逆上したとかはあるかもしれないです。もしそれが原因で殺されたんだとしたらむごいとしか言えないですが……」
(集英社オンラインの記事から引用)


青木容疑者は殺害した2人の女性について、「悪口を言われたから殺した」と供述しているようです。2人はいつも夕方、同じコースを散歩しています。耳が遠いため大きな声で会話をしており、それが青木容疑者には自分の悪口を言っていると聞こえたのか?
ただ、その時間に青木容疑者は迷彩服を着込み、サバイバルナイフを所持し、おそらく銃弾を込めた銃も用意して犯行に及んだのでしょうから、偶発的な犯行ではありません。数日も前から、2人の女性を殺害しようと計画していたものと推測されます
いきなり殺害する、という行動は飛躍しすぎのようにも映りますが、アメリカでの銃乱射事件を見ればそのほとんどがいきなりの発砲です。事前に相手側に抗議したり、交渉するとか面倒な手続きはせず、いきなり銃を持ち出して撃つという実に短絡的な行動に走っているのが分かります
銃を所持するとそうなってしまうのでしょう。議論などせず相手を撃ち殺して完結させる、という具合に

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