広島サミットは失敗と批判する声
広島のG7サミットが終了しました
G7の首脳が原爆資料館に足を運んだのを「単なるセレモニーに過ぎない」と批判する声も出ています。こうした批判の中にはとんでもない思い違いがあったりしますので、取り上げます
被爆者であるサーロー節子さんは「核兵器禁止条約にまったく触れていない。核兵器禁止に向けて具体的な動きが表明されなかった」と批判しています。しかし、ロシアや中国、北朝鮮が核兵器を手放そうとはしないのですから、核兵器禁止に向けた合意を形成するのは困難であり、いきなり核兵器廃棄を宣言するような展開にはなりません
今回は各国首脳が広島の原爆資料館に足を運んだという事実をもってよしとするべきでは。核兵器廃絶はまだまだ遠い道のりですが、日本がそれを諦める必要はありませんし、今後も諸外国への働きかけを継続していくべきだと思います
今回は各国首脳が広島の原爆資料館に足を運んだという事実をもってよしとするべきでは。核兵器廃絶はまだまだ遠い道のりですが、日本がそれを諦める必要はありませんし、今後も諸外国への働きかけを継続していくべきだと思います
核兵器廃絶を訴えている被爆者のサーロー節子さんが広島市で会見し、「サミットは大きな失敗だった」と厳しく批判しました。
「広島まで来てこれだけしか書けないかと思うと胸がつぶれるような思いがしました。大変な失敗だったと思います」(サーロー節子さん)
広島市で被爆し、今はカナダに住むサーロー節子さん(91)はサミットの共同文書が核兵器禁止条約に触れていないとして、「怒りというか本当にびっくり仰天」と話しました。
そのうえで「本当に我々の体験したことを理解してくれたのか。それを聞きたかったが、分かち合ってくれなかった」とG7首脳や日本政府の対応に疑問を投げかけました。
(ANNニュースの記事から引用)
鳩山由紀夫元首相が22日までにツイッターを更新。広島で開催されたG7広島サミットをめぐり、バイデン米大統領が「核のボタン」を携行したことなどについて私見を述べた。
鳩山氏は21日に閉幕したG7広島サミットの成否は「被爆者が判断することだ」とし、「その1人サーロー節子さんは失敗と断じた。核抑止として自国の核兵器は許し対立する国の核兵器を非難するのは許されないと」と、カナダを拠点に核兵器廃絶を訴えている被爆者のサーロー節子さん(91)が記者会見で話した言葉を紹介。「あらゆる核の保有も禁ずる核兵器禁止条約に広島ビジョンは触れず。謝罪どころか原爆資料館に核ボタンを持ち込むとは言葉を失う」とした。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加したことについて、「今世界が求めているのは一刻も早くウクライナ戦争を停戦にすることだ。本来G7がやるべきだったのはゼレンスキーを呼ぶならプーチンも呼んで、停戦の対話を導くことだった」と指摘。「G7がウクライナを支持して武器を提供すれば、さらに多くの命が奪われ、ウクライナが荒廃するだけだ。戦争で儲けたいなど論外だ」とした。
(日刊スポーツの記事から引用)
また、鳩山由紀夫がトンチンカンな発言をしています。G7の首脳がロシアのプーチン大統領の参加を呼びかけたところで、彼が来日するはずはありません。暗殺されるのを恐れ、警戒しているのですから。そんなことも理解できない人物が日本の元首相なのですから、恥ずかしい限りです
また、原爆資料館に核のボタンを持ち込んだとの批判も感傷的な言い分でしょう。アメリカの大統領はアメリカ国民の安全を守る使命があるのですから、原爆資料館を訪問する際にも核のボタンを手放さないのは当然です
鳩山由紀夫が現実検討能力を欠いているのは昔からで、日本の首相として核軍縮のために何をしたのかを問わなければなりません
オバマ元大統領の時代、「核なき世界」との理想に向けて核セキュリティ・サミットが47カ国参加のもとにワシントンDCで開催されたのが2010年です
この時、議長国はアメリカでしたが日本はホスト国という立場を与えられました。ホスト役は鳩山由紀夫です。しかし、会議をリードするような指導力は皆無であり、ワシントン・ポストの記事には「鳩山由紀夫首相が最大の敗者」だと書かれる始末でした
いつものごとく八方美人的な振る舞い、発言で参加各国首脳の顰蹙を買ったのでしょう。役に立たないと知ったオバマ大統領は完全に鳩山首相を見限り、いわば宴会係程度の扱いしかしなかったのです。その鳩山由紀夫が岸田首相やバイデン大統領を批判するなど、恥の上塗りでしかありません
この時、議長国はアメリカでしたが日本はホスト国という立場を与えられました。ホスト役は鳩山由紀夫です。しかし、会議をリードするような指導力は皆無であり、ワシントン・ポストの記事には「鳩山由紀夫首相が最大の敗者」だと書かれる始末でした
いつものごとく八方美人的な振る舞い、発言で参加各国首脳の顰蹙を買ったのでしょう。役に立たないと知ったオバマ大統領は完全に鳩山首相を見限り、いわば宴会係程度の扱いしかしなかったのです。その鳩山由紀夫が岸田首相やバイデン大統領を批判するなど、恥の上塗りでしかありません
「最大の敗者は鳩山由紀夫首相」「不運で愚かさを増している」――。14日付の米紙ワシントン・ポストは核安全保障サミットに出席した世界の首脳を品評するコラムを掲載し、鳩山首相の立ち回りを酷評した。勝者に位置付けられたのは中国の胡錦濤国家主席、ウクライナのヤヌコビッチ大統領ら。特に胡氏については人民元問題でオバマ大統領と渡り合ったことを指摘して「勝者リストのトップの座は明らかだ」と持ち上げた。
評価基準は主にオバマ氏がどれだけ相手にしたか。胡氏との会談に最長の90分間を費やしたのと対照的に鳩山氏とは正式な会談をしなかったことを指摘。「恐らく夕食会のメーン料理とデザートの間に、慰めとして非公式会談をしてもらった」と笑いものにした。
(日本経済新聞の記事から引用)
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