入管法改正ドタバタ 維新梅村議員トンデモ発言

入国管理局の施設に収容中に死亡したスリランカ人女性の死について、参議院の法務委員会でとんでもない発言を繰り返しているのが日本維新の会梅村みずほ議員です
前回はウィシュマさんが「病気のふりをすれば施設から仮放免されると思い込んでいた」と決めつける発言をして物議を醸しており、今回は「ハンガーストライキをしたため体調を崩し、餓死した」と決めつける発言をしています
現場を見てもいない梅村議員がこうした憶測発言を繰り返すのは、おそらく入国管理局の収容施設に勤務している職員が個人的見解を梅村議員に伝え、それが事実であるかのように吹聴した結果かもしれません
入管職員はウィシュマさんのように自ら病気になる厄介な不法滞在者がいて、収容施設の職員が手を焼いているのだと主張し、改正入管法によって強制送還が迅速にできるようしたいとの思惑があるのでしょう


日本維新の会の梅村みずほ参院議員が国会で、入管施設で亡くなったスリランカ人女性の死因について「ハンガーストライキによる体調不良だったかもしれない」と主張したことから、一時騒然となりました。
16日の参議院の法務委員会で梅村議員は、入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの死因について、次のように言及しました。
日本維新の会 梅村みずほ参院議員
「先ほど他の委員から『餓死だったのではないか』というような言葉もありましたでしょうかね。そういったことも考えうると思うんです。それって死因がわからないわけですから。ハンガーストライキによって体調不良によって亡くなったのかもしれないし、結局死因は…」
(ヤジ:違いますよ!違いますよ!)
「ハンガーストライキとウィシュマさんの状況は違う。でも近しいかもしれない。そういったところも…」
(ヤジ:違う、違う、まったくおかしい!)
梅村議員は先週、「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」と主張し、支援者などから抗議の声があがっていました。
(TBSニュースの記事から引用)


日本維新の会はある意味、自民党より保守色が強いのであり、不法滞在外国人を許すなとの考えを持つ議員が多いのかもしれません
不法滞在は犯罪ですからこれを取り締まるのは当然として、問題は社会的な事情で日本に逃れてくる難民の扱いをどうするか、です
世界各地で民族紛争が続いており、少数民族や宗教上の理由から差別を受け迫害されている人たちがいます
日本は国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指しているのですが、難民認定のハードルを高く設定し、事実上難民を締め出している国です。そんな状態で安保理の常任理事国入りを狙うなど、笑止千万でしょう
前にも書いたように、自民党にしろ日本維新の会にしろ、難民を受け入れてしまったら日本の社会の安寧が崩壊すると思い込んでおり、難民を1人でも受け入れまいしとしています
日本はそんな不人情な国でよいのか、と言いたくなります。難民を20人、30人と受け入れたところで日本の社会が崩壊したりはしません
梅村議員は入管職員から吹き込まれた話をそのまま信じ、「難民を偽装した不法滞在者を許すな」との考えに凝り固まったいるのでしょう
また、ウィシュマさんを支援する団体も、不法滞在者=犯罪者を支援するけしからん連中だと決めつけている感がありありです

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