ジャニーズ性加害　藤島ジュリー社長謝罪: 夾竹桃日記

2023年05月16日

ジャニーズ性加害　藤島ジュリー社長謝罪

ジャニー喜多川による所属タレントへの性加害問題で、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が謝罪する動画を公開しています。「いまさら」と思うのは自分だけではないでしょう。すでに２０年前、３０年前から指摘されていたのであり、これまで何に対応もしてこなかった（むしろ週刊誌が記事を掲載するたびに圧力をかけ、報道を封じようとしてきた）のを、ジャニー喜多川が亡くなってから渋々認めた格好です

ただ、ジュリー社長は動画の中で「世間を騒がせたことを謝罪します」と言明し、「（性加害については）知らなかった」とか、「（ジャニー喜多川が亡くなっているので）確認できない」などと逃げています

こんな対応では誰も納得などしないのであり、どうするつもりなのかと言いたくなります

自分は芸能界の事情に通じてなどいないただの野次馬ですが、思うところを書きます

実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が１５日、自身の公式ユーチューブチャンネルを更新し、ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川前社長による性加害問題について、事態の深刻さを解説した。

元ジャニーズＪｒ．のカウアン・オカモト氏らが喜多川氏から性被害を受けていたと訴えていた問題で、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は１４日に謝罪動画と文書を公開した。

堀江氏はジュリー氏の責任について「性加害があったとされている時期に、ジュリーさんは取締役だったということで責任はある。性加害を訴えた人たちが民事裁判を起こせば、巨額の賠償請求が認められる可能性はある」と指摘した。

また、ジャニーズ事務所の現役、ＯＢを含めて「少なくともメディアにはもう二度と出られない」とも言及した。

「自分たちも被害者かもしれないけれども『売れるための儀式を済ませなければいけない』みたいな形で、後輩たちが性加害を受けるのを見殺しにしたと考えられる。未成年の性加害を防止するための活動団体は非常に大きな力を持っていて、ＮｅｔｆｌｉｘやＡｍａｚｏｎプライムとかグローバルプラットホームにジャニーズの人たちを出すのか。性加害を助長するんじゃないかと批判が来て、不買運動なんかも起こったりする」と国際基準からすれば、今回の事態は大問題になるという。

最後にこれまでのところ捜査機関が動いていないことに「（警察や検察の中に）性接待忖度みたいのがなされているんじゃないかと勘繰るくらい。ここまで大騒ぎになって、刑事事件化しないのは変だよね」と疑問を呈していた。

（東スポWebの記事から引用）

ジャニー喜多川による性加害については先にイギリスのＢＢＣが取り上げ、世界中に配信されました。日本の大手メディアの反応は鈍く、いまだにジャニーズ事務所に忖度しているのは明らかでした

ようやくここの来て朝日新聞など、主要なメディアもこの問題を取り上げるようになっていますが、政治スキャンダルを厳しく追及するようないつものやり方ではなく、あくまで被害を訴える元タレントの声を拾い上げる地味な報道です

その中で、ホリエモンは世界中に動画を配信するNetflixなど大手の配信業者はコンプライアンスに厳しいので、グルーバルなネットワークからジャニーズ所属のタレントが排除される可能性を指摘しています

ただ、ジャニーズ事務所は国内での商売が中心ですから、国内で若い女性相手にアイドルを売っていれば経営に困ったりはしないのでしょう

さらにこれまでジャニーズ事務所に忖度してきた日本のメディアは、掌を返してジャニーズ事務所を叩くような真似はせず、ジャニー喜多川による個人的な問題との扱いに矮小化し、大きく報じないのではないかと予想します

ジャニーズ事務所としては被害を訴えた元タレントには弁護士を接触させ、金を払って黙らせる方向に動くのでしょう

BBC、故ジャニー喜多川氏の加害について取材