室井佑月　不同意性交罪に猛反対: 夾竹桃日記

2023年05月11日

室井佑月　不同意性交罪に猛反対

作家の室井佑月は週刊朝日やAERAにコラムを書いているのですが、おかしな主張を展開する人物です。以前、当ブログでも彼女の主張の妙ちくりんな内容を取り上げたりしましたが、彼女の言動を取り上げる価値もないと判断しスルーしています

室井佑月の言い分の特徴は、自分の思ったまま感じたままをそのまま文章にして公開しているところにあり、いわば井戸端会議のオバサンの発言や、ワイドショーを見ながら「そうじゃないだろ」と突っ込みを入れているオバサンのそれです

論理的な思考ではなく感情を優先し、「私がそう思っているからそう書いているんだ」との開き直りが垣間見えます

今回は不同意性交罪に噛みついており、この法律が不合理だと批判しています

私は記事の中で、不同意性交罪が成立すると、その時は同意していたのに、あとから「アルコールなどの影響で」「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態」であったといわれかねないという危惧（きぐ）を書いた。

すると小川さんは「『スピード規制なんてあったら運転できない』と言うようなものです」と反論を述べていた。が、全然違う。というか、問題点がまるでわかっていない。そもそも同意があれば、アルコールを飲んでSEXしても何の問題もない。ところがアルコールの影響で「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態」だったかどうかは、心の中のことで、外からは見えないから問題なのだ。

（中略）

この法案は、法制審議会で「改正に慎重な法曹や刑法学者も出席して検討された末のものです」というが、同様の懸念は法制審議会でも提起されている。

それに強い反対を示したのは、被害者団体や被害者支援の委員だし、女性団体ともども与野党へのロビー活動がなされていた。とくに少しでも支持を集めたい野党は、喜んでロビー活動に応じた。その結果、一部のフェミニストを自称する人々が政治に深く入り込んだ。そしてキャンセル・カルチャーを連発する彼女たちに、いいたいことがあってもいえないという声を、私もちらほら耳にする。

私はこんな曖昧な法律で、自由が奪われるのは嫌だ。愛の反対は無関心。恋愛は一人でできない。片方が心変わりをし、片方が未練を残すこともあるだろう。そして、それが復讐（ふくしゅう）心に変わることも。かつてはものすごく愛した人であっても、いいや、ものすごく愛した人であったから、しばらく経っても未練は消えず、離れていったその人に嫌がらせをしたい、という人もいる。金のためにやむをえずかつての恋人を裏切る人もいる。そんな、誰にとっても悲しい結末に、この法律は使われるかもしれないのだ。

（週刊朝日の記事から引用）

いわゆる恋人同士の痴話喧嘩レベルが不同意性交罪に問われたりする可能性は限りなく低い（皆無とは言いません）のであり、室井佑月は非常に稀なケースを引き合いに出して「こんな法律はダメだ」と決めつけているわけです

不同意性交罪が対象としているのは、女性に過度な飲酒を勧めて酔いつぶし、同意のないまま強姦する輩です。「大人の自由恋愛だ」などと言ってのけるスケベジジイが対象です。室井佑月が何をどう思っているのか理解不能ですが、おそよ的外れなケースを引っ張り出してるのがよく分かるはずです

そこが本筋であって、法律に反対している女性団体もいるとか、ロビー活動がどうのこうのという話は別でしょう

国会議事堂の裏手には衆議院と参議院の議員会館があり、連日多くの団体が国会議員に陳情するため訪れています。事前に国会議員にアポイントメントを取らないと議員会館の中には入れないのですが、それでも１階ロビー内に多くの陳情団が行き交っています

特定の政策に反対したり、あるいは国による対応を求めたりとそれぞれの団体が、各議員の事務室を巡って陳情して歩くのが日常の光景です

こうした陳情団が国会議員に政策を訴えたり、法案に反対する旨を伝える活動をロビー活動と言うのですが、法律で禁じられてはいません。合法的な政治活動です。なので、室井佑月がとやかく批判するのは大間違いです

室井卯月が不同意性交罪への批判を書いているAERAの記事を貼っておきます。酒を飲んで飲んだセックスしたら、後日「あれは不同意だった」として逮捕されるのが怖い、などと幼稚な言い分が並んでいます

室井佑月「カルトフェミ」

https://dot.asahi.com/wa/2023041800059.html?page=1

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