東京大田区で男子中学生刺す 男を逮捕
今朝、東京都大田区の路上で中学途中の男子中学生が包丁で刺される事件があり、現場から逃げた男が警察署員によって逮捕されています
逮捕された山下泰範容疑者と被害者との間に何があったのかは不明です。山下容疑者は被害者の父親と面識があるとも報じられていますが、包丁で刺したのですから相応に動機・事情があるものと推測されます
山下容疑者に前科前歴があるのかはまだ分かっていません
10日午前8時5分ごろ、東京都大田区西蒲田8で「子どもが刺された」と通行人から110番があった。中学1年の男子生徒(13)が胸の付近を刺されており、病院に搬送された。搬送時に意識はあったという。現場に駆け付けた警視庁蒲田署員が近くにいた住居・職業不詳、山下泰範容疑者(61)を傷害容疑で現行犯逮捕した。
蒲田署によると、山下容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているという。現場で血のようなものが付いた包丁が見つかった。男子生徒は通学途中だったとみられる。
現場はJR蒲田駅から西に約400メートルの住宅街。近くに中学校がある。
大田区内では8日にも男子児童が刃物のようなものを持った不審者を目撃しており、区が住民らに警戒を呼びかける防犯メールを送っていた。近くに住む女性(45)は「まさか、こんな事件が起きるなんて。(防犯メールの不審者と)今回の容疑者が同一人物かまだ分からないので不安です」と話した。
近くに住む男性(72)は「サイレンがけたたましく鳴ったので、驚いて外に出たらパトカーがたくさん来ていた」と話した。
(毎日新聞の記事から引用)
記事からすると「包丁で刺した」との認識は持っているようなので、精神障害で前後不覚のまま包丁を振り回したわけではないのでしょう
中学生であれ社会人であれ、表を歩いている状態で不審者に刺されるなど想定もしておらず、咄嗟の攻撃から身を守る術は持ちません
刃物から身を守る防刃チョッキが市販されていますが、そんなものを着て通勤・通学する人はいないでしょう
通り魔から身を守るとしても、せいぜい目つきのおかしい中高年の男には近寄らないよう心がけるくらいでは
こうした事件が起こるとテレビのニュースキャスターは、「日本の安全神話が崩壊した」などとコメントします。が、安全神話などというのは都市伝説みたいなものであり、実態など存在しません。単に統計上、日本では殺人事件や傷害事件、強盗殺人など凶悪犯罪の発生件数が他の国より低いというデータがあるだけです
それでも上記のように突然男に刺されるとか、家に強盗が侵入する事件が起こるのであり、「安全神話」なるものにすがってなどいられないのであり、自衛するべきでしょう
夜間に出歩かないとか、家にいるときでも玄関や窓は施錠しておくとか、不審者を見かけたら近隣の住民同士で情報を共有しておくとか、心がけるべき点がいくつもあります
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