５１歳女性教諭　ストーカー行為で停職処分: 夾竹桃日記

2023年04月29日

５１歳女性教諭　ストーカー行為で停職処分

職場で大きな失態もなく勤務していた人物が突如ストーカーと化し、異常な行動を繰り返すようになる…ケースもあります

大阪府大東市の小学校に勤務していた女性教諭が、交際していた男性に電話やメールを繰り返し、ストーカー規制法違反で逮捕された上で罰金５０万円の略式命令を受ける事件がありました。大阪府教育委員会は停職６カ月の懲戒処分を科しています。停職６カ月というのは「公務員として不適格だから辞めなさい」との意味があるのですが、彼女はどう判断するのでしょうか？

マッチングアプリで知り合った20代の男性にLINEなどで約600回、一方的に連絡するストーカー行為をしたなどとして、大阪府教育委員会は25日、大東市立小学校の女性教諭（51）を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。

府教委によると、教諭は昨年6月17～29日、男性にLINEで439回、携帯電話のショートメールで94回メッセージを送った。この間に69回電話をかけ、男性の職場にも複数回電話をかけたという。

府教委に対し教諭は、同18、19日に男性と会う約束をしていたと説明。17日に男性から「連絡しないでほしい」とLINEが届いたことに「なぜだろう」と思い、連絡を繰り返したと主張しているという。「頭の中が混乱する状態で、拒まれる前と同じ頻度で送ってしまった」とも話したという。

男性とは約2年間、月1回の頻度で会っていたといい、「親しい友人。より関係を発展させたかった」と説明。一方で恋愛感情は「持っていなかった」、一連の行為については「ストーカーにあたるとは思いませんでした」と話しているという。

府教委によると、教諭は同29日に男性へのストーカー規制法違反容疑で兵庫県警に逮捕された。勾留はされず、病気による休職を経て自宅待機していたという。今年2月に神戸簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。

教諭はこのほかにも、昨年6月22日、歯科医院の診療を予約した時刻に入り口が閉まっていたことに腹を立て、ドアガラスを蹴って割った。府教委によると、教諭は「腹が立ち、頭の混乱も重なり、割ってしまった」と説明。器物損壊容疑で大阪府警に送検されたが、不起訴処分（起訴猶予）となったという。

（朝日新聞の記事から引用）

逮捕され、罰金処分を受けていますが、これは職務外での事件です。なので懲戒免職にはなりません。ヤフーニュースのコメント欄には、「なぜ懲戒免職にならないのか？」との意見が書き込まれていますが

これが職務上の行為（学校内で児童・生徒に暴力をふるったとか、わいせつ行為をした）というのであれば、懲戒免職もあります。休日に車で走っていて物損事故を起こしたのと同じ扱いです

ただ、記事を読む限りこの女性教諭は精神的に不安定なようです。病気休職だそうですが、きちんと治療を受けているのでしょうか？

自分はストーカーではないと主張しているようですから、自覚を欠いていると思われます（ストーカー行為を繰り返す人の多くは、自覚を欠いています）

親族なりが本人を説得し、ストーカー行為を繰り返さないよう治療を受けさせるのがベターな選択です。退職させろ、と言うのは簡単ですが、退職したからといってストーカー行為が解消するわけもなく、まずは治療を受けるところから始めるべきでしょう。職場復帰はその先の話です