鳥栖市両親殺害　検察官送致で刑事裁判へ: 夾竹桃日記

2023年04月25日

鳥栖市両親殺害　検察官送致で刑事裁判へ

九州大学の学生であった１９歳の男が、佐賀県鳥栖市内の自宅で両親を殺害した事件の続報です

佐賀家庭裁判所はこの男を検察官送致にするとの決定を下しています。今後は佐賀地検が起訴して刑事裁判になるのでしょう

自分が少年鑑別所に勤務していた間も、数件の検察官送致決定があり、少年の身柄を検察庁へ連れて行きました。手続きとしては検察事務官に少年の身柄を引き渡すところまでで、その先には関与していません。検事が少年に対して事件記録などの概要を確かめ、裁判所に対して勾留請求を行い、勾留が決まれば拘置所に身柄を収容する流れとなります

鳥栖市の住宅で両親を刃物で殺害したとして大学生の長男（１９）＝福岡市＝が逮捕された事件で、佐賀家裁は２４日、少年審判を開き、殺人の疑いで家裁送致されていた長男を検察官送致（逆送）することを決めた。佐賀地検が、勾留期間の１０日以内に起訴する見通し。

数間薫裁判長は決定理由で、「犯行の態様、結果に加え、１９歳であることなどを考慮すると、保護処分などの刑事処分以外の措置を選択することは相当ではない」との判断を示した。１６歳以上の少年が故意に被害者を死亡させた「原則逆送事件」に当たり、長男が起訴されれば、２０歳以上と同様に裁判員裁判で審理される。

家裁の決定によると、長男は３月９日、鳥栖市の実家で、ナイフを用いて５０代の父親と４０代の母親を殺害したとしている。

同日深夜に山口県内で逮捕された際、長男が乗っていた車内から凶器とみられるナイフが押収されていた。捜査関係者によると、長男は成績面などで指摘を受けていた父親に対し、長年にわたって不満を抱いていたという。

佐賀地検が３月３１日、家裁送致していた。昨年４月に施行された改正少年法で１８、１９歳は「特定少年」と規定し、起訴後はこれまで禁止されていた実名報道が可能になっている。地検は起訴する場合には、氏名を公表するかどうかについても判断する。

（佐賀新聞の記事から引用）

別の報道によれば、彼は「母親を殺すつもりはなかった」と供述しているそうです。が、父親に対しては強い殺意を抱いていたのは確実でしょう。事件として父親殺害で殺人罪に、母親殺害については傷害致死罪に分けるのかどうか。本人が母親への殺意を否定しているだけは弱い気がしますので、両親殺害の一括りにして殺人罪で起訴するのでは？

インターネットのまとめサイトには彼の顔写真も掲載されています。目線が入っていますが、両耳にピアスをしたいまどきの大学生といった雰囲気です。中学、高校と成績優秀で剣道部に所属していたのだとか。九州大学ではどの学部だったかは明らかにされていませんが、「高校まで成績優秀でいた人間が大学生になって遊びまくり、チャラくなって男親に意見された」のでしょうか？

両親との間に根深い対立、葛藤が存在したのであれば中学時代から荒れ狂い、家庭内暴力で警察沙汰とかありそうですが、そうした情報は見つかりません

まだ週刊誌による根掘り葉掘りの取材もないようで、不明な点ばかりです。週刊誌なら高校の同級生から話を聞き出し、記事に仕立てたりするのですが

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